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自賠責保険はすべての車に加入が義務付けられており、車の購入時、または車検の時に必ず保険料を一括で支払う決まりになっています。
しかし、クレジットカードを利用することで実質的に分割払いにできるケースがあります。車検業者によって対応の可否は変わりますが、分割払いを希望する方はカード払いに対応してくれる業者を探してみるのがベストです。
今回は、自賠責保険を分割払いにする方法について紹介したいと思います。
元ホンダディーラー営業チーフ。H24損害保険募集人資格取得。車の販売と損害保険の募集経験あり。事故救援や事故受け付けなどの業務を多く経験しており、自身が追突される事故も数回経験。保険屋しかしらない専門知識や事故対応ノウハウを伝授します。
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目次
自賠責保険の分割払いは「クレジットカード」ならできる店がある
自賠責保険の保険料は一括で支払う決まりになっています。
しかし、業者によってはクレジットカードでの分割払いに対応してくれるところがあります。対応してくれるかどうかは業者によってまちまちですが、分割払いを希望する方は対応の可否を事前に確認するようにしましょう。
自賠責は一括払いの決まりになっている理由
自賠責が一括払いにしか対応してないのは「保険料即収の原則」が理由になります。
基本的に保険というのは、契約完了時点ですべて支払いが終わってないと適用されない仕組みになっています。自賠責も一緒で、支払いが完全に終わってなければ保険が効いていない状態になるので、もし事故を起こしてしまったら保険金がおりません。そうしたことを防ぐために、保険料は必ず一括で支払う義務になっているのです。
カード払いなら分割払いOKな仕組み
自賠責は一括払いがルールなのに、どうしてカード払いなら分割払いにできるかというと、カード会社が代理で保険会社に一括払いをしてくれるからです。
クレジットカードは、カード会社が代わりに料金を立て替える仕組みになっています。つまり、裏側では一括払いが済んでいる状態になっているため、問題なく保険が使えるようになるということです。
現金での分割払いはできない?
自賠責は契約時点で支払いが終わっていないといけないため、現金での分割払いは原則できません。ただ、車屋や整備工場が費用を立て替えてくれる場合は現金での分割払いができるケースもあります。
車屋や整備工場に協力してもらえれば現金の分割払いができる
車屋や整備工場は自賠責の代理店になっているところが多く、各店舗で自賠責保険証を発行できるようになっています。もし信頼関係ができている車屋や整備工場であれば、自賠責の保険料を一時的に立て替えてくれるかもしれません。交渉できるようであれば一度交渉してみるのはアリです。あとは立て替えてもらった分をお互いの取り決めにしたがって返済してください。
車検費用も分割払いできるのか?
自賠責だけでなく、車検費用そのものを分割払いにしたいと考えている方も多いと思いますが、車検費用に関しては分割払いに対応している業者は多いです。
以下、代表的な業者の対応の可否を調べたものです。
車検のコバック | ◯ |
---|---|
グー車検 | ◯ |
オートバックス | ◯ |
ホリデー車検 | 店舗による |
アップル車検 | 店舗による |
一部店舗によるところもありますが、ほとんどの場合はクレジットカードやローンでの分割払いに対応しています。
法定費用は一括払いで求められる場合が多い
ただ、法定費用に関しては現金での一括払いを求められる場合が通常です。
そもそも車検代は「①車検基本料+②法定費用」となっています。法定費用の内訳は、自賠責・重量税・印紙代となっており、どれも一括払いが義務付けられているものです。
上で紹介した業者もすべて法定費用に関しては現金での一括払いが前提となっています。法定費用の分割払いもしたいなら、近くの業者に対応の可否を確認することをお勧めします。
ちなみに、どうしても車検費用を抑えたい場合は車検代を比較してみると安い業者が見つかりますので、ぜひ利用してみてください。
バイク・原付の自賠責をコンビニで分割払いにする方法
バイクや原付の場合、自賠責の支払いはコンビニでもできるようになっています。もし分割払いをするなら、セブンイレブンのナナコカードを使うという方法もあります。
ナナコカードにクレジットカードからチャージする
どのコンビニでも、クレジットカードは「一括払い」にしか対応してくれませんが、裏技的に「ナナコカードへクレジットカードからチャージする」という方法で分割払いができるようになります。
ナナコカードへのチャージも一括払いが原則となっていますが、実は一括で支払った後に分割払いへの変更手続きが可能です。この方法を使ってコンビニで分割払いを行えるようになります。
カード払いのメリットはポイントが付与されること
カード払いを選んでいる人の中には、クレジットカードにつくポイントを目的としている人もいます。
ポイント交換できるものは各カード会社によって違いますが、家電製品、食品、旅行券や商品券など様々です。これらを目的に支払いのほとんどをカード払いにしている人も周りにいませんでしょうか。自賠責代を含む車検費用は10万円前後と高額ですので、たくさんのポイントがつきます。そう考えると、あえてクレジットカード払いにするという方法もアリですね。
ただ、分割払いで発生する金利がポイント還元率を上回っては損ですので、一括払い、または2回払いで金利を発生させないようにしましょう。
まとめ
- 自賠責を含む法定費用(自賠責・重量税・印紙代)は現金での一括払いが基本だが、クレジットカードで分割払いができるところもある
- カード会社が自賠責代を一括で立て替えてくれるため、ユーザーは自賠責代を月払いで返済しても問題なし
- 現金での分割払いは原則できないが、業者が費用を立て替えてくれる場合は例外的にOK
- 原付やバイクの自賠責はナナコカードを使って分割払いにする裏技がある(ナナコカードにクレジットカードでチャージ)
- カード払いはポイントがつくことがメリット
自賠責保険は自動車保険の中でも強制保険となっており、必ず加入しなければなりません。必ず支払わなければいけないものだからこそ、一括払いが難しい人は分割払いなどを利用して工夫することが大切です。自賠責に加入しないまま交通事故を起こし、補償されないとなったら自分も大変ですし、ケガを負った相手もいたたまれません。自動車を持つ者としてルールを守りながら運転することが重要です。どんな方法でもいいので、必ず自賠責には加入して安心・安全のカーライフを楽しみましょう。
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