2020年1月22日、2020年度の自賠責保険料は前年度より平均16.4%引き下げられることが発表されました。保険料引き下げは2017年度以来3年ぶりとなります。
自賠責の保険料は毎年1月にある「自動車損害賠償責任保険審議会」によって決められ、そこで決められた料金がその年の4月から翌年の3月まで適用される仕組みです。
この記事では毎年の自賠責保険料の最新版についてお伝えします。
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【2020年度最新版】自賠責の保険料が3年ぶりに引き下げへ
2020年度の自賠責の保険料は、2019年度と比べ平均16.4%引き下げられることが決定しました。
※自賠責保険料が引き下げになったのは2017年以来3年ぶりです(第141回自動車損害賠償責任保険審議会議事次第)。
12ヶ月 | |
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自家用乗用自動車 | 13,410円 |
軽自動車(検査対象車) | 13,210円 |
原動機付自転車・バイク(125cc以下) | 7,060円 |
12ヶ月 | |
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自家用乗用自動車 | 6,610円 |
軽自動車(検査対象車) | 6,300円 |
原動機付自転車・バイク(125cc以下) | 5,240円 |
12ヶ月 | |
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自家用乗用自動車 | 8,150円 |
軽自動車(検査対象車) | 8,150円 |
原動機付自転車・バイク(125cc以下) | 5,240円 |
なぜ自賠責の料金は毎年変わるのか?
自賠責の料金が毎年変わるのは、簡単に言うと収支がプラスにもマイナスにもならないように調整されているためです(ノーロス・ノープロフィットの原則)。
自賠責保険はそもそも国が関わる制度なので、任意保険と違って利益を追求していません。儲けすぎは国民から余計な保険料を徴収していることになりますし、逆にマイナスになってしまっては制度としてやっていけません。毎年収支を確認しながら、ちょうどいい保険料を決めてバランスをとっているのです。
その金額を決める会議が「自動車損害賠償責任保険審議会」であり、毎年1月にその年の4月からの保険料が決めらることになります。
安い年に払った方がお得なのか?
自賠責の保険料は毎年変わることになるので、当然「高い年」と「安い年」があります。厳密に言えば安い年に払った方がお得にはなりますが、変わると言ってもせいぜい10%程度です。これを大きいとみるか小さいとみるかは個人の価値観になるかもしれませんが、それほど大きな差とはなりません。
また自賠責の保険料を支払うタイミングである「車検」も決められた年に行うものなので、コントロールできるものでもありません。残念ながらその年の決められた保険料を支払うというのが通常のやり方になるでしょう。
事故件数の減少により今後は安くなる可能性も
自賠責の保険料と大きく関係しているのが「自動ブレーキ搭載車」の登場です。これにより人身事故の発生率が低下する見込みが高まりました。
人身事故が発生しないということは自賠責が使われるケースも減少しますから、保険料は安くなっていくことが予想されます。自動ブレーキはまだ普及率は高くありませんが、今後どんどん増えていきます。それによって事故の件数は減っていくと思われます。また、自動ブレーキだけでなく、今後さらなる技術が誕生すればますます事故率は低下し、自賠責の保険料ももっと安くなる未来が来るかもしれません。
まとめ
- 自賠責の料金は毎年変わる。
- 自賠責の料金が毎年変わるのは、ノーロス・ノープロフィットの原則から。公平性を保つために毎年会議が行われている。
- 毎年変わるからといってお得な年に必ず支払えるわけではない。安い年にあたったらラッキーという程度。
- 今後事故件数が減少すれば保険料が安くなる可能性あり。自動ブレーキ搭載車などの普及率が上がれば今後事故は減少し、保険料も安くなる見通し。
自賠責保険は強制保険とも言われ、車を運転する上では必ず加入しなければなりません。また任意保険と違って安いところを選ぶということもできませんから、それなりに負担は大きいものです。ただ、今後事故件数が減っていき、自賠責が使われるケースも減っていけば保険料が下がることがで期待できます。日頃の安全運転が日本の事故発生率を下げ、さらには自賠責の保険料ダウンにも跳ね返ってきますので、ドライバーとして安全運転を心がけましょう。
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