法人の自動車保険

【自動車保険フリート契約の見積もりはココ!】加入できる保険会社一覧と特徴まとめ

フリート契約は車の所有台数が10台以上となった場合に行う契約です。原則10台に達したら次の更新時にはフリート契約への切り替えが必須となります。保険料計算の仕組みがこれまでのノンフリート等級制度と大きく変わるため、今加入している損保がいちばん安いとは限りません。また通販社ではフリート契約の受け入れはしておらず、代理店型自動車保険に切り替える必要があります。

では、フリート契約ができる損保はどこなのか、また見積もりはどこでとればいいのでしょうか。契約前に押さえておくべきポイントについてまとめてみました。

自動車保険の安いフリート契約をお探しなら!


急ぎの見積もりもOK!簡単手続きで経費削減! /
フリート契約のお申し込みはこちら



フリート契約ができる保険会社は?

フリート契約の取り扱いについて調査した結果、以下損保での取り扱いが確認できました。

損保名 特長
東京海上日動 〈おくるま管理張〉というインターネットサービスが用意されており、保険管理の他、走行距離の管理、車検期限の管理、事故管理などをIT技術によってサポートしてもらえます。
また〈フリート事故削減アシスト特約〉が用意されており、保険期間中に一定件数以上の対象事故が発生すると、専門的なノウハウを持つ提携会社から、事故削減に向けたコンサルティングが受けられます。この費用のうち30万円は東京海上日動から補償が受けられます。
三井住友 F-ドラというフリート契約専用のドライブレコーダーが支給(有料)され、最新のテレマティクスサービスが受けられます。具体的にはカメラが運転中の挙動を検知し、居眠り運転や脇見運転の疑いがある場合はアラームを作動。重大事故を未然に防いでくれます。また、事故の衝撃を感知すると自動で安否確認デスクとオペレーターに繋いでくれる機能(手動でつなぐことも可能)や、走行ルート・運転時間などの管理機能なども実装されています。
費用はスタンダードプラン(インカメラあり)で月1500円、シンプルプラン(インカメラなし)で月1300円です。
あいおいニッセイ同和 テレマティクス技術を応用した「ささえるNAVI」「Bizセイフティ」を用意。専用の機械(カメラ付き)を車に取り付けることで、従業員の運転傾向を把握し、事故防止のための計画・指導を行うことができます。スピード違反、急発進、車間距離などが把握でき、発生場所や発生時間帯などもデータ化されます。より安全な運転を支援することで、今まで事故にかかっていた社内コストの削減にも貢献してくれます。
機械には標準型と高性能型があり、高性能型のほうがより鮮明な画像記録が可能です。
損保ジャパン 〈スマイリングロード〉というフリート契約専用のテレマティクスサービスを用意。ドライブレコーダーがドライバーの走行データを記録。そのデータを活用して、ドライバーの運転に対するフィードバックを行ってくれます。
ドラレコには運転記録機能の他、運転の挙動を検知し危険を察知するとアラートを鳴らす機能も実装。重大な事故を未然に防止してくれます。また事故が発生すると衝撃を感知して管理者に自動通知。記録していた画像や位置情報などもすぐに提供されるので、迅速な状況判断と対応を可能としました。
スマイリングロードにはポイント付与システムも実装されており、運転の結果に応じてマイル(ポイント)がもらえます。貯めたマイルを使ってプレゼントに応募することも可能です。
AIG損保 テレマティクスサービス〈スーパードライブガード〉を提供。専用の端末を設置することで労務管理の徹底、自動車事故削減、車両管理業務効率の向上や経費削減といった、社有車に関する企業の課題解決に役立てることができます。
日新火災海上 東京海上日動グループの損保です。
大同火災 沖縄県限定の自動車保険です。
共栄火災海上 フリート契約者向けの様々な特約が用意されています。

補償範囲を拡大する特約

・法人の従業員等が業務のために一時的に他人より借用した自動車を運転中の事故について補償する特約
・車両事故の際の休車損害を補償する特約
・運送業者等が他人より借用したトレーラー(被けん引車)をけん引中に、そのトレーラーに生じた損害を補償する特約

補償範囲を縮小し保険料を節減する特約

・ご契約のお車の運転者の範囲を従業員等に限定する特約
・人身傷害保険で従業員を補償対象外とする特約(法定外労災保険等と補償の重複がある場合など)
・車両事故の際の修理にリサイクル部品を使用することを約定する特約
※補償範囲の縮小以外にも、お客様の安全運転への取組内容等を反映して保険料をお安くする特約もあります。

楽天損保 楽天が運営する損保です。

フリート契約できる損保は代理店型の自動車保険です。通販型の自動車保険ではフリート契約の取り扱いはありませんのでご注意を。もし通販型自動車保険をお使いで10台以上の所有となった場合は引き受け不可となり、代理店型自動車保険への乗り換えが必要です。お近くの代理店で契約て続きを進めましょう。

大手損保(東京海上日動、三井住友、あいおいニッセイ同和、損保ジャパン)はビックデータを活用したてれマティクスサービスが特長的です。手厚いサービス内容をご希望の場合は、この中のどれかが選択肢になるのではないでしょうか。

フリート契約の見積もりはどこでとれる?

フリート契約の見積もりは原則、保険代理店(ディーラーなども含む)でとります。代理店によって扱う保険商品が異なりますので、少しでも保険料を安くしたい方はいくつか見積もりを取ってみるといいでしょう。来店での見積もりが面倒な方はネット見積もりに対応している代理店でとりましょう。全国対応可能な代理店であれば、ネットや電話で契約手続きを完結できるので便利です。

自動車保険の安いフリート契約をお探しなら!


急ぎの見積もりもOK!簡単手続きで経費削減! /
フリート契約のお申し込みはこちら

フリート契約とノンフリート契約の違いは?

フリート契約とは所有する車が10台以上の場合の契約形態です。9台以下の場合のノンフリート契約とは割引の仕組みが異なります。ノンフリート契約は1〜20までの等級によって割引率が変わりますが、フリート契約では車の所有台数が多いほど、また損害率(保険金÷保険料×100)が低いほど保険料が低くなります。割引率は最大で70〜80%にもなるので、車の保有台数が多い方はフリート契約に切り替えたほうが、保険料は割安になるのが一般的です。フリート契約は運転者の年齢にも影響されないため、若い人が運転する場合でも保険料は安定的です。

また、保険適用の仕組みにも違いがあり、ノンフリート契約は車1台ずつへの契約となりますが、フリート契約では所有している車全体に保険が適用されます。1台が起こした事故が全体の保険料に影響するというデメリットはありますが、軽微な事故であればそれほど保険料に大きな影響は与えません。

自動車保険のフリート契約とは?ノンフリートとの違いと割引率についてフリート・ノンフリート契約の違いとメリット・デメリットについてお伝えします。フリートは10台以上、ノンフリートは9台以下です。割引や保険適用のされかたが違います。フリートのメリットデメリット、ノンフリートのメリットデメリット、それぞれの使い方、等級についてわかります。...

まとめ

まとめ
  • フリート契約ができるのは、代理店型自動車保険。通販社での取り扱いはないので、10台に達したら乗り換えが必要
  • 大手損保にはビックデータを活用したテレマティクスサービスが用意されているのが特長的。
  • フリート契約の見積もりは原則代理店でとる。ネット受付可能な代理店もあるので、来店が面倒な方はネットからの見積もりをとってみるのもあり。

契約台数が10台に達した場合はフリート契約が必須となるので、次回更新時までには契約の準備を進めておきましょう。基本的には代理店に任せる形となります。来店での契約が面倒な方はネット受付対応している代理店もあるのでそちらを利用しましょう。ネット・電話で契約手続きが完了できるので手間がかかりません。対面できないことに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に契約や保険使用に関することはすべて代理店主導で進めてくれるため、連絡さえとれれば大きな問題はありません。ネットからの申し込みもひとつの選択肢に考えてみてはいかがでしょうか。

自動車保険の安いフリート契約をお探しなら!


急ぎの見積もりもOK!簡単手続きで経費削減! /
フリート契約のお申し込みはこちら