5年間の無事故・無違反を達成すると交付されるゴールド免許。自動車保険では事故リスクに応じて保険料が決まるため、ゴールド免許を持っている人は保険料が安くなるという優遇を受けられます。
ところで、このゴールド免許を持っている人の割合はどれぐらいいるのでしょうか?
今回は、警視庁が発表しているデータをもとにゴールド免許保有者の割合を調べてみました。
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ゴールド免許を持っている人は半分以上?
優良運転者の証であるゴールド免許ですが、保有者の全員が優良運転者じゃないってことはすでにご存知ですよね。
世の中には免許をとったけど全く車を運転しない「ペーパードライバー」という人たちもおり、当然事故や違反をすることはありません。だからゴールド免許がもらえるというカラクリがあります。
ちなみに筆者もゴールド免許の保有者。カーシェアリングをしていて、きちんと毎月1回以上は運転もしてます(どうでもいい)。
さて、本題に入りますが、このゴールド免許保有者の割合、調べてみると意外と高いことがわかりました。
参考にしたのは警視庁のデータ。「免許保有者の全体の数」と「優良運転者講習」の数を使って割合を導いてみました。
年別 | 初回更新者講習 | 違反運転者講習 | 一般運転者講習 | 優良運転者講習 | 合計 | ゴールド免許更新者の割合 |
---|---|---|---|---|---|---|
平成21年 | 1,173,060 | 4,136,410 | 3,149,673 | 8,505,895 | 16,965,038 | 50.14% |
平成22年 | 1,122,824 | 4,029,017 | 3,272,484 | 9,326,244 | 17,750,569 | 52.54% |
平成23年 | 1,186,708 | 3,723,666 | 3,000,280 | 8,600,156 | 16,510,810 | 52.09% |
平成24年 | 1,077,634 | 3,565,666 | 3,023,181 | 8,298,364 | 15,964,845 | 51.98% |
平成25年 | 1,102,675 | 3,442,727 | 3,022,873 | 7,574,840 | 15,143,115 | 50.02% |
平成26年 | 1.093,741 | 3,269,219 | 3,098,845 | 8,756,801 | 16,218,606 | 53.99% |
平成27年 | 1,102,636 | 3,129,710 | 3,140,941 | 9,442,901 | 16,816,188 | 56.15% |
平成28年 | 1,085,004 | 1,926,360 | 2,934,749 | 8,996,976 | 15,943,089 | 56.43% |
平成29年 | 1,097,392 | 2,747,363 | 2,902,263 | 8,795,891 | 15,542,909 | 56.59% |
(出典:警視庁)
なんと常に50%を超えているというデータがとれました。
ペーパードライバーが含まれているとはいえ、意外と多いことに驚きです。
また、ゴールド免許更新者の割合は右肩あがりに増えているようにも見えます。一概には言えませんが、近年は自動ブレーキ搭載の車も出てきたため、事故率が減ってきているのもあるかもしれません。そういう意味では、交通事故がなくなる世の中がくれば嬉しいですね。
ゴールド免許取得の条件は5年の無事故・無違反
ちなみに、ゴールド免許を取得できる条件は5年の無事故・無違反です。日常的に車を運転する人ならわかると思いますが、結構きついです。
巷ではゴールド免許の約半分はペーパードライバーとも言われています。この条件から考えると、もしかしたら本当にそれぐらいの割合を占めていてもおかしくはありません。なので、日常的に運転する人に限ってゴールド免許取得者の割合を考えると25〜30%ぐらいが妥当かもしれませんね。
ゴールド免許保有者の特権「ゴールド免許割引」
晴れてゴールド免許で自動車免許の更新ができると、多くの自動車保険では「ゴールド免許割引」が適用されます。
一般的にはゴールド免許割引が適用されると、10%前後の割引となることが多いです。年間保険料が5万円ならだいたい5,000円の割引。多いとみるか少ないとみるかは個人差があると思いますが、10%の割引は大きいと個人的には思います。事故を起こした時のためにかける保険ですが、保険料を安くするためにも無事故・無違反で安全運転を心がけたいですね。
あと、こちらの記事ではゴールド免許からブルー免許に降格した場合の保険料節約テクニックを記しているのでご興味のある方は合わせてご覧ください。
まとめ
- ゴールド免許の保有者はだいたい50%前後(ペーパードライバー含む)。
- 年々増加傾向にあり。自動ブレーキ搭載車など、技術の進歩によって今後も増えていくのではと予想。
意外に多いゴールド免許保有者の割合。もし今ブルー免許、もしくはグリーン免許なら、ぜひゴールド免許を目指していただきたいと思います。自動車保険の保険料が安くなることもそうですし、大前提として、ドライバーは無事故・無違反が基本です。安全運転を心がけて、クリーンなカーライフを楽しみましょう。
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