車の維持費がキツいと悩んでいませんか?車を持つには保険料・ガソリン代・駐車場代・消耗品代など様々な費用が必要になりますが、年間30万〜50万円ほどの維持費かかると言われています。
これだけ多くの出費になっているからこそ「できるだけ維持費を節約したい」と思うのは当然のこと。それを行うには、車にはどんな維持費がかかっていて、どの項目が削れるのかきちんと整理することが大切です。
保険の乗り換え、ガソリン代の節約、駐車場代の節約などはメジャーな方法ですが、実は車検費用や自動車税を節約する方法もあります。今回は車の維持費節約術について、ありったけのノウハウをお伝えしようと思います。
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目次
維持費がキツい時は節約できる項目を整理する
車の維持費を節約しようと思ったら、まずは車にはどんなお金がかかっていて、どの項目が削れそうかしっかりと整理することが大切です。
かかる費用は人それぞれで異なりますが、以下の費用が一般的にかかっています。
- 自動車保険
- 駐車場代
- ガソリン代
- 車検代
- 自動車税
- 消耗品代(オイル代・タイヤなど)
リストアップして計算してみる
まずは、自分の場合はどんな費用がかかっているかリストアップしてみましょう。その際、表にして書き出すととても便利です。
例えば以下の通りです。
項目 | 費用 |
---|---|
保険料 | 66,000円 |
駐車場代 | 120,000円(1万円×12ヵ月) |
ガソリン代 | 108,000円(9000円×12ヵ月) |
車検代 | 50,000円(1年換算) |
自動車税 | 58,000円 |
消耗品代 | 20,000円 |
合計 | 404,000円 |
削れる項目をピックアップする
次は削れる上の表を見ながら削れる項目をピックアップしてみましょう。
節約できるかどうかまとめたものは以下の通りです。
項目 | 節約の可否 | 備考 |
---|---|---|
自動車保険 | ◎ | 保険の見直しで可能 |
駐車場代 | △ | 近くに安い場所があるかどうかによる |
ガソリン代 | ◎ | ガソリンスタンド選びや走り方の工夫で可能 |
車検代 | ◯ | ユーザー車検に切り替えることでカット可能 |
自動車税 | △ | 軽自動車への乗り換えでカット可能 |
消耗品(タイヤ・ワイパーゴムなど) | ◯ | 安いものを選ぶ |
プロが教える車の維持費削減のポイント7つ
ここからは維持費を削るための実践的なテクニックをお伝えします。
自動車保険を節約する
節約度 | |
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手軽さ | |
オススメ度 |
まずは自動車保険を節約する方法です。
自動車保険の見直しは年間数万円もの節約となる場合も多く、節約度としてはかなり高めです。また手軽にできる節約方法なので、一番オススメしたい方法でもあります。
自動車保険の見直しは主に2つのパターンが考えられます。
自動車保険を乗り換える
自動車保険は同じ補償内容であっても、保険会社が違えば保険料は大きく異なります。特に今代理店型の自動車保険に加入している方はダイレクト系への乗り換えをすることで大きな節約ができる可能性は高いです。
例えば、以下は実際にとってみた見積もりです。
【見積もり条件】
記名被保険者:40才男性/ブルー免許/19等級
自動車:ストリーム(型式RN8)/年間走行距離〜5,000km
補償内容:対人・対物補償:無制限、人身傷害:5,000万、搭乗者傷害:1,000万、弁護士特約
この中で言うと、
①ネット型:ソニー損保・そんぽ24・セゾン自動車火災
②代理店型:東京海上日動、東京海上日動、三井住友海上
となります。
自動車保険の見積もりが大事なのは、どこが一番安いかは補償内容によって変わるからです。例えばAプランならA社が、BプランならB社が安いというふうに変わります。またここに年齢条件も加わるため、どこが安いのかはプロでも見積もりをとってみないとわからない世界です。
また、節約の観点で言えば、今の自分の保険料が妥当かどうか確認できると言うのも大きいです。例えば年間8万円の保険料を払っていたとしても、5万円で同じ補償プランが組めるところがたくさんあれば、それは乗り換えたほうがお得と判断できますよね。
そして、一括見積もりのいいところは無料で利用できるところ。どこも顧客獲得競争が激しいですから、消費者向けのサービスは充実しています。さらに、保険業界のルールで一括見積もりからの電話営業がほぼないところも安心して利用できるポイントです。
以上の観点から言うと、非常に便利なサービスですので、一度は必ず自動車保険の見積もりをとってみることをオススメします。
補償プランを変更する
次は補償プランの変更です。
実は補償プランの変更は契約中でも電話一本で簡単できます。つまり、かなり手軽に保険料の節約ができるということ。もし補償プランに無駄があるようだったらすぐにカスタマーセンターに連絡をして補償プランを変更してもらいましょう。
節約するなら以下の項目をチェックしてください。
①車両保険を外す or エコノミー型に変更 or 免責金額を設定する
自動車保険で一番保険料を左右するのが車両保険です。車両保険をつけるかどうかで1.5〜2倍ほど保険料が違うこともあります。なので、節約志向なのであれば、思い切って車両保険を外すという選択肢はアリです。もしくは自損事故が対象外となる「エコノミー型」への変更、また修理時に自己負担金となる「免責金額」を設定するのも保険料節約につながる一手です。
②必要な時だけ補償を厚くする
自動車保険の補償内容は、期の途中でも変更できます。例えば、帰省中の息子が運転する時だけ家族限定補償を外すといった使い方も可能です。年齢条件や運転者の範囲は主に運転する人に合わせて、イレギュラーな時だ条件を緩めたほうが節約できます。
通勤や近場の買い物は自転車に切り替える
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手軽さ | |
オススメ度 |
通勤はいいとしても近場の買い物まで車を使っていませんか?近場の移動はできるだけ自転車で移動すると維持費が抑えられます。ガソリン代はもちろん、保険料が走った分だけのダイレクト型なら自動車保険も安くなります。距離区分がワンランク下がると1万円以上も保険料が安くなることがあります。運動不足解消にもいいので、自転車での移動はオススメです。
安いガソリンスタンドを利用する
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手軽さ | |
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ガソリンスタンドの値段は店舗によって違います。近所や通勤ルートで安いスタンドを見つけておくと便利です。例えばセルフ給油は値段が安いのでそちらを利用するようにしましょう。だいたい1リッターで3円〜5円ほど安いです。手も汚れませんし初心者でも簡単に給油できます。
また、通常価格と会員価格に分かれているスタンドがほとんどですので、行きつけのガソリンスタンドを作っておいたほうがいいでしょう。
安いからと行って遠くのガソリンスタンドに行っては本末転倒です。あくまでも近所、または通勤ルートなどよく通る道沿いで探しましょう。
燃費を意識した走行を心がける
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燃費を意識した走行を心がければガソリン代が節約できます。例えば急発進など、不必要にエンジンをふかす走行はやめましょう。また、速度は一定に保つと燃費にいいです。
重い荷物の積みっぱなしは燃費を低下させます。ゴルフリュックなど重いものは面倒でも片付けましょう。
カーナビなどを使って適切なルートを選ぶことも大事です。遠回りはガソリンの無駄使いになります。
・速度は一定に保つ
・荷物を積みっぱなしにしない
・近いルートを選ぶ
これだけ意識するだけでも燃費はかなり向上しますよ。
ユーザー車検を利用する
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車検をディーラーや指定整備工場に任せている方は多いと思いますが、自分で行うこともできます(ユーザー車検と言います)。業者に任せる工賃がまるまる浮くので、3万円〜5万円ほど安くなってお得です。
ユーザー車検は全国の運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で簡単に行えます。
当日は検査コースにしたがってひとつひとつの検査を行うだけです。自分だけできるのか不安に思われると思いますが、専門スタッフが指示を出してくれるので特別な技術などはいりません。車検費用はかなり高くなりがちですが、ユーザー車検を利用すれば手軽に数万円もの節約となりますのでオススメの節約方法です。
※どんな検査が必要なのか知りたい方は以下の動画をご覧ください。車検の流れがノーカットで載っています。
軽自動車に乗り換える
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軽自動車は維持費が少ない車です。特に自動車税や重量税、任意保険の料金がかなり安いです。
費用 | 軽自動車 | コンパクトカー(5ナンバー) | 普通車(3ナンバー) |
---|---|---|---|
自動車税 | 10,800円 | 34,500円 | 39,500円 |
重量税 | 5,000円 | 15,000円 | 20,000円 |
任意保険料 | 40,000円 | 50,000円 | 60,000円 |
また、メンテナンス料も軽自動車は安いです。例えば、エンジンオイル・ワイパーゴム・ブレーキオイル・タイヤなどは消耗品として定期的な買い替えが必要となりますが、これらの諸費用も軽自動車は安く上がります。
カーシェアに切り替える
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オススメ度 |
車に乗るのは週末ぐらいだという方は思い切ってカーシェアリングに切り替えるという方法もあります。
カーシェアリングに切り替えれば駐車場代もかかりませんし、自動車税や保険料もかかりません。またガソリン代も会社負担となりますから、ほぼすべての維持費から解放されることになります。特に車を持てない若い世代はカーシェアリングを利用するのは有効な手段です。
※カーシェアの魅力については詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
大きなカットは保険の見直しから!保険料比較は一括見積もりが便利
自動車保険には車屋や整備工場でかける「代理店型」の保険と、ネットから申し込める「ネット通販型」の2種類があります。ほとんどの方は代理店型の保険を使っていると思いますが、最近では安さが魅力の通販型を選ぶ人が増えています。
ネット通販型の保険料が安い理由
代理店型は大手損保の保険を扱うことがほとんどですが、契約をとると親元から契約報酬(手数料)をもらえる仕組みになっています。大手損保は自分たちで営業をせずに手数料を支払うことでシェアを保っているのです。しかし、ユーザー側のデメリットとして「手数料の分だけ保険料が高くなる」という現象が生じてしまいます。車のプロから保険選びを手伝ってもらえるというメリットがありますが、保険料が高いというのが大きな難点です。
一方、ネット通販型は保険会社とユーザーが直接契約を結ぶ仕組みとなっているので、代理店にかかっていたような手数料が一切かかっていません。コストカットに成功している分、ユーザーは安く保険を使えるようになりました。
安いぶんちゃんと補償されるのか心配する人も多いですが、代理店型もネット通販型も事故対応については全く変わりはありません。むしろ最近ではネット通販型のほうがロードサービスは充実しているぐらいです。大きな違いは、保険選びの時にサポートしてくれる担当者がいるかどうかということ。代理店型はプロが保険選びを手伝ってくれるので、わからないことはガンガン質問できますし、ある程度その人に合った保険を選んでくれます。そういう意味では初心者は代理店型を選んだほうが無難かもしれません。しかし、高い保険を使ってくれれば儲けにもなりますので、少し厚めのプランを紹介されることも多いです。一方のネット通販型は自分の好きなように補償内容を決められます。ある程度保険の知識を持っていれば、ネット通販型を選んで保険料を安く抑えられたほうがお得です。
代理店型とネット通販型の選び方に正解はありません。ただ、保険料がどれだけ違うのか一度比較検討をしておくことは絶対に必要です。同じ代理店でも保険会社によって数万円違うことがありますし、それはネット通販型でも一緒です。
年齢やライフスタイルが変わり補償プランが変わると、最安の保険会社も変わってきます。年間数万円の節約に繋がることですから、必ず保険料の比較、そして定期的な保険の見直しは必ず行うようにしましょう。
まとめ
- 車の維持費を節約するにはまずは現状把握から。ほとんどの維持費は工夫によって節約できる。
- もっともオススメなのは保険の見直し。年間数万円も安くなる方法なので、定期的に保険の見直しは必ず行う。
人によっては車はなくてはならない存在です。しかし、高額な維持費を支払い続けるのはかなりキツイのではないでしょうか。そんな時こそ節約に取り組みましょう。ほとんどの維持費は工夫によって節約が可能です。特に自動車保険は保険の見直しによって大きく保険料をカットできます。ダイレクト型のシェア率はまだ1割程度と言われています。逆に考えれば、ほとんどの人はダイレクト型への乗り換えによって保険料のカットができるということ。
今すぐ保険を乗り換える必要はなく、まずは見積もりだけでもとって、どれぐらい保険料が変わるのか調べてみることが重要です。特に若い人ほど保険料の差が顕著になるので少し驚くかもしれません。
維持費をカットできれば家計の負担もかなり軽くなるはずです。節約に取り組み、快適なカーライフを楽しみましょう。
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