妊娠すると車の運転を控えることになるかと思いますが、これまでと同じようにかけ続けていてはムダな保険料を支払うことになりかねません。逆に最低限の補償しかつけていなかった方は、もしもの時を考えると少し不安が残ります。
自動車保険の見直しはなかなか面倒でやらない方も多いと思いますが、生活環境が変わった今だからこそ行ってみてはいかがでしょうか。
今回は妊娠した後に見直すべき自動車保険のポイントについてお伝えします。
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目次
妊娠して車に乗らなくなったら自動車保険の見直しを
妊娠から一定期間が経つと、お腹の赤ちゃんに負担がかからないよう、もしくは交通事故を避けるために運転を控えることがほとんどかと思います。
この場合、今までと同じ補償内容にしていては保険料がムダになってしまうことが考えられますので、できる限り保険の見直しを行なったほうがいいでしょう。
選択肢は様々あります。出産後にすぐ運転を再開するようであれば自動車保険を解約する必要はないだろうし、2〜3年運転しない(車を売った)という場合には休止を視野に入れることが自然です。職場復帰までの時期、生活にどれだけ車が必要かなど、ひとりひとりの事情に合わせて見直しをすることが重要です。
通販型自動車保険なら走行距離に合わせてムダにならないかけ方ができる
出産後もすぐに車を運転するのであれば、そのまま自動車保険をかけ続けることになるかと思いますが、もし運転頻度や走行距離が明らかに落ちるようであれば「通販型自動車保険」を選ぶことで合理的なかけ方を実現できます。
CMでも「保険料は走った分だけ」などのフレーズをよく聞きますが、通販型自動車保険には走行距離に応じて保険料が決まる制度を設けている会社があり、走行距離が少なくなればそのぶん保険料もカットされる仕組みが設定されています。対してディーラーなどで加入する代理店型自動車保険にはこうした走行距離制度はありませんので、いくら運転する頻度が少なくなろうと、保険料は基本的には変わりません。自動車保険は掛け捨てという性格上、なるべく合理的な保険を選びたいところです。ましてや養育費などにお金がかかることを考えると、保険料が割安な保険を選ぶことは有力な選択肢となるでしょう。
通販社A | 通販社B | 通販社C | 大手社D | 大手社E | 大手社F | |
---|---|---|---|---|---|---|
5000km | 56,500円 | 68,470円 | 44,750円 | 88,830円 | 94,100円 | 88,040円 |
10000km | 64,840円 | 68,950円 | 50,370円 | |||
15000km | 79,990円 | 77,010円 | 56,100円 | |||
15000km以上 | 84,090円 | 92,510円 | 61,740円 |
通販型自動車保険は、基本ネットからの申し込みになります。近くの代理店やディーラーなどでは取り扱いがありませんので、公式サイトから自分で申し込みを行いましょう。
また通販型自動車保険にも様々な種類があり、各社条件によって保険料は違います。お得な保険を選ぶには複数社の保険料を比較することが重要ですので、保険会社を選ぶ前に必ずいくつかの見積もりをとってみましょう。今は一括見積もりサービスを使えば簡単に見積もりをとることができます。主要な通販型自動車保険は網羅できますので、PCやスマホから一度見積もりをとってみましょう。
車を売ってしまっても自動車保険の「休止」を第一に考える
車を売って完全に乗らない場合は自動車保険の解約を考える方が多いと思いますが、この場合は解約よりも「休止」を選択肢に入れたほうがいいでしょう。
自動車保険は解約以外にも「休止」をとることができ、最大で10年間等級を保存することができます。もし解約してしまってはまた運転を再開する時に新規6等級からのスタートとなりますが、中断証明書を発行し休止にしておけば、現在の等級を未来に持ち越すことができます。特に現在の等級が大きい方は休止にしたほうが経済的です。
ただし、現在持っている車を手元から放すなどの条件も存在します。条件さえ満たせればとても心強い制度ですので、積極的に利用を検討してみてください。
見落としやすい保険見直しのポイント
今使っている保険をそのまま使い続けるにしろ、乗り換えるにしろ、妊娠を機に補償内容を見直すことは大変いいことです。ライフスタイルが変われば補償内容が変わるのは当然のことですから、積極的に見直しを行いましょう。
妊娠で言えば以下4点が見直しのポイントになります。
- 運転者限定の見直し
- 年齢条件の見直し
- 基本補償の見直し
- 特約の見直し
運転者限定の見直し
もし自分は運転をしなくなり、旦那しか車を運転しなくなった場合、運転者限定を旦那本人に限定できる可能性があります。記名被保険者(=主に車を運転する人)が旦那になっている場合には運転者限定の変更ができますので、忘れずに設定のし直しを行いましょう。
年齢条件の見直し
同じく旦那が年上で旦那しか運転しなくなった場合、年齢条件も見直せる可能性があります。こちらは運転者限定よりも大きな割引が見込めますので、必ず設定のし直しを行うことをお勧めします。
基本補償の見直し
今後生まれてくる子供のことを考えると、自分や旦那に何かあった場合の備えは大変重要です。例えば人身傷害保険を最低限にしていたり、もしくはつけていない場合は見直しをすることをお勧めします。対人・対物を無制限にすることを言うまでもないでしょう。
特約の見直し
自動車保険は家族全体をカバーできる特約も多いですので、夫婦のどちらか一方しかつけていない場合も考えられます。もし自分が自動車保険を休止・解約する場合はそうした特約をつけていなかったか必ず確認しましょう。例えば弁護士費用特約などは典型的な特約です。必要性が高いものですので、旦那の自動車保険につけるように設定し直してください。
周囲は妊娠後どれぐらいまで運転しているのか?
妊娠したからといってすぐに運転をやめる方は少ないと思いますが、実際にどれぐらいまで運転を続けているかは個人差があります。以下はアンケートをとった結果ですので、今後の参考にしてください。
※アンケート方法:2019年4月クラウドワークスで実施。実際に出産を経験した5人の女性にご協力いただきました。
臨月になってまずいと思いました
妊娠の発覚後、車の運転を休止しようという考えは全くありませんでした。というのも、ぎりぎりまで仕事も続けたいと思っていたので、、通勤には車を使っていたからです。お腹の中で赤ちゃんも順調に成長していたこともあり、普通に運転もしていたのです。しかし、臨月が近づき、さすがに身体が重くなり、動きも鈍くなってきて、更には、運転中にもお腹の中で暴れるので、さすがにまずいと思い休止しました。(30代/A・Mさん)
出産直前まで車の運転はしていました。
私の住む地域は公共交通機関のほとんどない田舎です。最寄りの公共交通機関まで徒歩で約1時間ある上、最も近いスーパーも徒歩で1時間近くかかることから出産直前まで車を運転せざるを得ませんでした。自分の地域に住む妊婦さんは皆そのような状況で生活していて中には産気づいて家族の迎えが間に合わず、自分で車を運転して産婦人科に向かった人もいます。危険ではありますが、田舎なので仕方がないことなのかと思っています。(40代/K・Kさん)
お腹が張るようになってやめました
私が住んでいる地域は田舎なので電車やバスが1時間に1本程度なので車が必須です。なので妊娠中もバリバリと車の運転はしていました。ただ、妊娠初期から中期までは何の問題もなく運転できていたのですが、8ヶ月ぐらいから、長時間運転するとお腹が張るようになってきました。同時にシートベルトも苦しくなっていたので家族から反対されて8ヶ月の途中で運転しなくなりました。(30代/H・Fさん)
生まれるギリギリまでしていました
妊娠中あまり負担がかからないように運転を控えていましたが、自分で運転したくなり、生まれるギリギリまでしてました。妊娠中の初期は全く運転しなかったので怖くて旦那や母に付き添ってもらい運転しました。長距離の運転は反対されたので短い距離を運転しました。シートベルトはちょっときつめで運転しづらく感じましたが、久しぶりの運転は良かったです。(20代/J・Yさん)
出産5日前まで運転
出産5日前まで運転してました。山形への里帰り出産、かかりつけの病院までは車で15分。家族は仕事でいないため、自分で運転して通院していました。幸いなことに、妊娠初期から後期まで何も問題なく、結構スピーディーに動くことができたので、車の運転も支障なくできました。予定日になり、運転中に陣痛がきたら流石にまずいなと思い運転をやめました。田舎では車が必須なので、危ないなーとは思いつつも運転しちゃいますね。(30代/M・Aさん)
妊婦の正しいシートベルトの付け方、知ってる?
シートベルトはお腹を圧迫するため、お腹の赤ちゃんの負担にもなります。さらに間違った付け方をするとますます負担が大きくなってしまうので、正しい形で装着しましょう。
一番大事なのは、腰ベルトをお腹にかけないこと。お腹にかけてしまうと胎盤や赤ちゃんを圧迫してしまうので、お腹の膨らみをさけ、低い位置を通すようにしましょう。
以下動画がわかりやすいので興味のある方はご覧ください(5分程度で見れます)。
【必見】妊婦向けのおすすめ車グッズ
最後に妊婦向けの車グッズを紹介します。
マタニティシール
マタニティシールは必須ツールのひとつです。お腹に赤ちゃんがいることを周囲に伝え、思いやりのある運転を心がけてもらいましょう。
マタニティシートベルト
お腹の膨らみが大きくなってきたらシートベルトを妊婦用に変えるのも有効です。自分だけでなく赤ちゃんをベルトの圧迫から守ることができます。
ブランケット
体の冷えはよくありません。ブランケットを車にひとつ用意しておくと大変便利です。急な破水時などにも重宝します。
クッション
腰の負担軽減にはクッションが有効です。簡単なものでいいので、座席と腰の間に挟むとかなり楽に座れます。
まとめ
- 妊娠して運転の頻度が変わったら自動車保険の見直しを行う。保険料のムダをなくすことは養育費捻出などにも繋がる。
- そのまま車を持ち続ける場合は通販型自動車保険がひとつの選択肢。走行距離制度が設けられている分合理的に保険をかけられる。
- 車を手放す場合は保険の解約ではなく「休止」のほうがお得。将来運転を再開する時に保存した等級からスタートできる。
妊娠によって車を使うスタイルが変わることは当然のことです。それに合わせて自動車保険を変えていかないとムダな保険料を支払い続けるということになりかねません。また自動車保険は決して安いものではないので、数万円単位でムダが生じる可能性があります。逆にいえば今より大きく保険料をカットできる可能性があるということでもあるので、浮いた分を養育費などに捻出したほうがこどものためにもいいでしょう。ぜひこのタイミングで自動車保険を見直してみることをおすすめします。
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