「安心・安全の自動車保険に入りたい」このような考えをお持ちでありませんか?車の事故は時に重大事故になる可能性もありますから、保険選びに失敗したくないと考えるのはごく普通のことです。また自動車保険は「掛け捨て」という特性上、できるだけ安い保険を選びたい方も多いのではないでしょうか。
多くの人は車を買った時にディーラーで勧められた保険に加入していると思いますが、結論から言えば、そこですぐに決めてしまうのはお勧めできません。ディーラーで紹介される自動車保険は、全体の中でもほんの一部のみです(自動車保険は20社以上あります)。その場ですぐに決める必要はないのですから選択肢を並べてみて、比較検討することが重要です。
今回は、自動車保険選びで失敗したくない人のための「本当に得をする自動車保険選び」についてお伝えします。
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目次
保険料の安さで選ぶならディーラーの自動車保険はおすすめできない
保険料の安さで選ぶのだとすれば、車を買ったディーラーでそのまま自動車保険を選ぶ(かけ続ける)ことはお勧めできません。その理由は大きく2つあります。
- 比較対象がに限りがある(選択肢が狭い)
- そもそも通販型自動車保険の取り扱いがない
ディーラーでは比較対象に限りがある(選択肢が狭い)
保険代理店(ディーラー含む)は、保険会社と代理店委託契約を結び営業活動を行なっています。どこと契約を結んでいるか、またどれぐらい取引先があるかはディーラーによって異なりますが、多くてもせいぜい3社ほどです(複数の場合は2〜3社のところがほとんど)。国内で自動車保険を販売しているところは20社を超えると聞けば、選択肢がどれだけ少ないかお分りいただけるのではないでしょうか。
さらに店舗によっては専属契約で特定の1社だけしか扱っていないケースも珍しくありません。その場合比較対象がそもそもありませんから、提示された保険料が高いの安いのか判断することもできないでしょう。
そもそも通販型自動車保険の取り扱いがない
そもそもなんですが、ディーラーでは通販型自動車保険を紹介してくれることはありません。通販型自動車保険は代理店を通さないことでコストカットしていることが売りですから、代理店では紹介してくれないのです。しかも保険料の安さで言えば、通販社を選んだほうが圧倒的に有利です。
このような理由から、ディーラーで紹介された自動車保険のみを選択肢として決定してしまうのは、節約志向の方にはおすすめできない理由となります。
車にあまり乗らない人は代理店型自動車保険はおすすめできない?
車の使い方はライフスタイルによって様々です。中には週末にたまに乗るだけという方も多いのではないでしょうか。その場合、保険料重視でいくなら代理店型の自動車保険はお勧めできません。
CMで「保険料は走った分だけ」と聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、そうした制度を用意しているのは通販型自動車保険のみであり、国内大手損保には用意されていません。
どれだけ走った距離が少なくても保険料には反映されないのは、あまり合理的とは言えないと考えられるでしょう。距離によっては数万円もの差となって跳ね返ってくるからこそ、車の使い方によって保険会社を変えたほうが合理的と言えます。
記名被保険者:40才男性/ブルー免許/19等級
自動車:ストリーム(型式RN8)
補償内容:対人・対物補償:無制限、人身傷害:5000万、搭乗者傷害:1000万、弁護士特約
通販社A | 通販社B | 通販社C | 大手社D | 大手社E | 大手社F | |
---|---|---|---|---|---|---|
5000km | 56,500円 | 68,470円 | 44,750円 | 88,830円 | 94,100円 | 88,040円 |
10000km | 64,840円 | 68,950円 | 50,370円 | |||
15000km | 79,990円 | 77,010円 | 56,100円 | |||
15000km以上 | 84,090円 | 92,510円 | 61,740円 |
自動車保険には「代理店型」と「通販型」がある
ご存知の方も多いと思いますが、自動車保険には「代理店型」と「通販型」の2種類があります。
サポート体制が充実している「代理店型自動車保険」
代理店型というのは、ディーラーや保険代理店を通して販売されるもの。いわゆる国内大手損保の保険(東京海上・三井住友・あいおい・損保ジャパンなど)がこれにあたります。国内シェアの9割を占めており、現在多くの方が利用している自動車保険です。
代理店型自動車保険の強みはサービス体制の充実からくる「安心感」でしょう。事故対応拠点も全国地方部まで設置されており(各社200拠点以上)、電話だけでなく対面でのやりとりも行えます。また保険会社とのやりとりは代理店が窓口になってくれますから、リードしてくれる担当者がつくことは知識が乏しい人にとっては心強いと感じるポイントになるのではないでしょうか。
新規加入時にも代理店のほうでおすすめプランと数社の見積もりをとってくれます(複数の取り扱いがある場合のみ)基本的には自動車保険の知識が何もなくても失敗しない保険を選らんでくれるので「滑らない」という意味では代理店型は安心できると言えるでしょう。
割高な保険料となるのがネック
ただし、この代理店型自動車保険、「割高な保険料」となってしまうのがネックです。サポート体制が充実している分、かなりのコストがかかっています。それが保険料にも跳ね返っているので後述する通販型自動車保険と比べると数万円単位で高いというのが実情です。自動車保険は事故を起こさなければ「掛け捨て」になる保険なので、保険料の高さはどうしてもネックになってしまいます。
割安な保険料が特徴の「通販型自動車保険」
自動車保険はディーラーや代理店で加入するのが主流となっている一方、代理店を介さず加入できる「通販型自動車保険」というものもあります。
特徴は何といっても「保険料の安さ」です。そもそも通販型自動車保険は1996年の保険業法の改正、いわゆる「保険自由化」をきっかけに、その翌年から登場した新しい形の自動車保険となります。各社徹底したコストカット戦略を実施し、その分を保険料を安くする形で保険商品を販売しています。比べてみるとわかりますが、代理店型より数万円単位で安くなっていることから、自動車保険は掛け捨てという性格上、少しでも保険料を抑えることは合理的なかけ方につながると言っていいでしょう。
代理店にみられる「担当者」はつかない
ネックをあげるとすれば、代理店で加入した場合のように「担当者」がつかないということでしょうか。事故を起こした場合、保険会社とのやりとりは基本的に自分自身で行うことになります。手間がかかるという面では代理店に丸投げできないことはデメリットと言えるかもしれません。しかしながら、現在は各社ともサービスの品質向上に努めており、素人でも保険会社がきちんとリードしてくれます。基本的には保険会社の案内に従って手続きを進めることで事故対応は問題なく進められます。「通販型は事故対応が悪い」ネット上ではときどきこのような書き込みが見られますが、基本的には通販型だからといって事故対応が悪いということは一切ありませんのでご安心を。
ネット口コミにある「通販型自動車保険はおすすめできない」は本当なのか?
自動車保険選びに失敗したくない人はネット検索をすることも多いと思いますが「通販型自動車保険はおすすめできない」という情報がたまにヒットします。とくにyahoo知恵袋などにこのような書き込みが多い印象です。
理由としては「事故対応が悪い」ということ。この情報は果たして本当なのでしょうか。
通販型だろうと事故対応の品質は落ちない
結論から言えば代理店型だろうと通販型だろうと、事故対応で行うこと(流れ)は全く一緒です。強いて言えば事故対応拠点は国内大手損保のほうが多いですから、電話だけでなく対面でやりとりできるとすれば代理店型のほうが充実していると言えるかもしれません。
しかし、事故対応で重要なのは事故発生時の的確な指示と、その後の示談交渉です。現在は通販型も24時間事故受付をしており、オペレーターがその場で指示を出してくれます。事故を起こしてパニックになった場面でこうした対応を行ってくれることはとても心強いでしょう。さらに保険会社によっては警備会社の駆けつけサービスを用意している損保もあります(ソニー損保・イーデザイン損保など)。
事故・故障時のロードサービス拠点も充実
勘違いしている人が多いですが「事故対応拠点」と「ロードサービス拠点」は全く別ものです。事故時にレッカーなどを出してくれるのは「ロードサービス拠点」のほうであり、こちらは通販型でもかなりの数を持っています(全国9000拠点ほど)。自走可能の事故が起きたとしてもすぐにレッカーがかけつけてくれるので安心です。
ちなみに事故対応拠点とは、事故調査員(アジャスター)がいたり、保険金の支払いなどを行う拠点のことです。通販型の場合は主要都市に事故対応拠点を集約させる(ムダな拠点を持たない)ことでコストカットを実現しています。
自動車保険に関する悪い口コミはどう活用すべきか?
特定損保の悪い口コミを目にすることも多いと思います。特に比較サイトやランキングサイトによく見受けられる傾向です。
これをどこまで信用していいかは非常に難しい問題です。特に事故対応に関する口コミについては慎重に見極める必要があるでしょう。何が不満になるのかは、個人の感じ方によって違うぶん評価基準が曖昧です。情報を鵜呑みにせず、あくまで「参考程度」にとどめるのが上手な使い方と言えます。
しかし事故対応については「数字」という軸がありますから、ある程度は信憑性のある回答であると判断できます。何を評価軸に置くことによって見方は変わってきますので、賢く利用するようにしてください。
自動車保険のランキングサイトはおすすめできない?
インターネットにはランキングサイトというものがあり、自動車保険にも存在します。しかし、これらの情報を鵜呑みにすることも危険です。
ランキングサイトの中には、広告主からの報酬をもらい順位調整をしているところもあります。特に個人が運営するサイトなどではその傾向が顕著です。
そうしたランキングを参考にしたいのであれば、第三者的視点で格付けしているものを利用するようにしましょう。自動車保険で言えば「J.D.パワージャパン」が有名です。れっきとした第三者調査機関で、報酬のやりとりによる情報操作はされていません。
これによると、顧客満足度の1位はソニー損保です。通販型自動車保険が1位に来ていることからも、代理店型だけが選択肢にならないことはおわかりいただけると思います。
「自動車共済」をおすすめしない理由
自動車保険と似たようなものに「自動車共済」というものがあります。俗にいう「農協の自動車保険」は正確にいえば自動車共済にあたるものです。
自動車共済とは何かという基礎知識についてはここでは割愛させていただきますが、よほどの事情・メリットがない限り共済を選ぶことはお勧めできません。
担当員は自動車保険のプロではない?
そもそも、自動車共済の担当者は自動車保険のプロではありません。農協の職員などが業務の一貫として行っているものです。自動車保険を販売するには「保険募集人資格」が必要になりますが、これは試験を合格した者に与えられる資格です。しかし共済にはこうした制度がないため、保険募集人資格を持つものとは知識レベルが違う場合が見受けられます。
「共済は保険料が安い」そのようなことも言われますが、実際に比較してみると通販社のほうが安いことがほとんどです。
ただし、JAの自動車共済でいえば農機に関する特約があったりと、独自のサービスがあることも事実です。そうした部分にメリットがあるのであれば、加入を検討するのもいいかもしれません。
【結論】失敗しない選び方は「比較」をすること
自動車保険選びでいちばん大事なのは「比較」をすることです。特に自動車保険は車を買ったディーラーに任せることが多く、十分な比較ができていないケースが多いです。だからこそ、一旦持ち帰って十分に比較検討することが重要です。
サービスの充実度なのか、保険料なのか。まずは大まかな方針を決めましょう。そうすると自分には代理店型があっているのか、通販型があっているのかが見えてきます。また、車にあまり乗らないのであれば走行距離制度を設けている通販社が有力な選択肢になってきます。
現在はインターネットの発達によってネットで情報を仕入れることが簡単にできるうようになりました。特に保険料に関しては一括見積もりを使えば、代理店型と通販型を含めた見積もりが一気にとれます。代理店型でも、通販型でも、少しでもお得な自動車保険を見つけるためには必須ツールです。ぜひこの機会に一括見積もりをつかって比較検討を行いましょう。
まとめ
- 自動車保険をディーラー任せにするのはおすすめできない
- 保険選びは必ず比較した上で行おう
- ライフスタイルによって保険選びは変えるべき
この記事を最後まで読んでくださった方は、自動車保険をディーラー任せにすることは正解とは限らないことがおわかりいただけたかと思います。自動車保険で大事なのはとにかく「比較」をすることです。年齢や車種。これらによって保険料は大きく変わります。20代ではA社が安かったのに、30代になるとB社のほうが安かった。そんなケースばかりです。最初にかけた保険でそのまま更新している方も多いと思いますが、もし満期が近いようであれば、もう一度比較をしてみましょう。特に代理店型を使い続けている方は通販社に乗り換えることで大きな節約となるはずです。自動車保険も賢く利用し、できるだけお得なかけ方で安心・安全を手に入れましょう。
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