車種別の自動車保険

軽トラで安く入れる任意保険はどこ?【保険料相場・JAとの比較など徹底解説】

「軽トラックの任意保険料は自家用車と比べると安い」と聞いたことはないでしょうか。実際に軽トラックの自動車保険料は普通乗用車よりも安く設定されています。しかし、年齢条件が適用されないため、ベテランドライバーほど割高になる傾向があるのも事実です。

そんな軽トラックの任意保険ですが、少しでも安く使えるところがあったら入りたいという需要も多いと思います。国内には様々な損保がありますが、どこが安いのかは実際に見積もりをとってみないとわかりません。そこで、今回は実際に11社の見積もりをとって保険料の比較をしてみました。

また農協の自動車保険はどれだけオススメなのか等、軽トラックを持つ方が抱く自動車保険の疑問を幅広くカバーしました。ぜひ最後までご覧ください。

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軽トラの保険料が安い損保は?

軽トラで保険に入る場合、どこが一番安く入れそうなのか調査してみました。結果としてはSBI損保・アクサダイレクト・イーデザイン損保等のダイレクト型自動車保険、そして農協の自動車共済が比較的安価な保険料となることがわかりました。

見積もり条件

運転者情報:32歳/ブルー免許
車両情報:15等級/業務使用
補償内容:対人・対物:無制限/人身傷害:3,000万円/搭乗者傷害:1,000万円/車両保険:125万円(免責5-10万円)/特約:なし/運転者限定:なし

保険会社 車両保険あり(一般型) 車両保険あり(エコノミー型) 車両保険なし
東京海上日動 70,600円 55,650円 40,520円
損保ジャパン 77,980円 65,020円 45,570円
三井住友 73,700円 58,630円 43,450円
あいおいニッセイ同和 79,310円 63,630円 46,960円
ソニー損保 59,970円 45,200円 30,950円
SBI損保 50,870円 39,990円 29,620円
アクサダイレクト 47,290円 39,280円 30,380円
イーデザイン損保 67,070円 53,240円 39,870円
チューリッヒ 66,500円 54,530円 39,500円
三井ダイレクト 53,110円 44,550円 35,260円
農協 59,170円 47,820円 37,560円

代理店型自動車保険の代表格である、東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上火災、あいおいニッセイ同和などは割高な傾向が出ています。これらに加入するよりも、上記で挙げたダイレクト系、または農協の自動車共済を利用したほうが保険料は安く済むでしょう。

軽トラの任意保険料の相場は?

32歳15等級の場合になりますが、車両保険ありの場合は概ね5万円〜8万円、車両保険なしの場合は3万円〜5万円と言えるでしょう。20等級になればもっと保険料は安く、車両保険ありでは4万円〜7万円、車両保険をつけなければ2万円〜4万円がだいたいの相場感になります。

もっと具体的な保険料を知りたい方は実際に見積もりをとってみるのが確実です。今はネット上で簡単に保険料を調べることができます。複数社の見積もりを取りたいなら一括見積もりサービスがいいでしょう。

車の保険料は、どの保険会社を選ぶか、また車種によっても安い保険会社は変わります。自分の車種で一番安い保険会社を知りたい方、または任意保険の乗り換えを検討している方は、必ず複数社の見積もりをとって保険料を比較しておきましょう。

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軽トラの任意保険にJA(農協)はおすすめなのか?

農業従事者などは農協の自動車保険を選ぶ方も多いと思いますが、以下のメリットと注意点を理解した上で利用するのがいいでしょう。

安価な保険料に加え農家向けの特約・割引が魅力

農協の自動車共済は比較的安価な保険料設定をしています。さらに農家(専業・兼業問わず)には「組合員割割引」が適用されるので、ベースの安い保険料に加え、さらなる保険料割引が適用されます。

また、農家向けの特約(季節農業用自動車保障特約)や割引(農業用貨物割引)も用意されており、農業従事者は農協の自動車共済も選択肢としては十分あり得ます。

等級の引き継ぎなども問題なく行える

名目上は自動車共済といえど、補償内容や事故対応、またその他の制度的なものもほぼ損保型の自動車保険と変わりありません。他社との乗り換えの際には等級も引き継げますので、今まで積み上げてきた等級がムダになることもないでしょう。

農協のスタッフは自動車保険のプロでないことには注意

注意点としては、農協スタッフの自動車保険に関する知識量は、プロ代理店スタッフと比べるとどうしても劣る傾向にあること。通常、保険会社で自動車保険を扱うには「保険募集人資格」というものが必要になるのですが、これは試験をパスした者だけがもらえる資格です。しかし、農協は自動車保険ではなく「共済」なので、取り扱いにこのような資格は必要ありません。このような背景事情から、事故対応やサービスの品質に多少の差がでやすいとは言われています。ただし、どれだけ充実したサービスを提供できるかは個人の資質によるものですので、全員が全員知識が乏しいというわけではありません。

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一般型の保険だと軽トラには年齢条件が適用されない

自動車保険には「年齢条件」が設定されていることが普通ですが、一般型の保険だと軽トラには原則年齢条件が適用されません。

年齢による割引が受けられないことがデメリット

どの年齢にもにも自動的に「全年齢」が適用されるため、割引が受けられないことはデメリットになります。

若い人には有利な仕組みとなる

しかし、普通自動車よりも保険料は割安に設定されています。つまり、21歳未満の若い方が運転する場合は軽トラックのほうが保険料がお得ということです。18、19、20歳は、最も保険料が高くなる時期です。しかし軽トラはもともと安い保険料設定がされているので、軽トラはこの年代で割安に保険加入できる車種となります。

しかしながら、年齢が若いほど事故率も高いというデータが出ています。対人・対物補償の無制限は当然ながら、人身傷害保険なども手厚い補償にしておくのがベターです。無制限にしたところで数千円の違いしかありません。場合によっては車両保険などの加入も検討しておくべきしょう。特に車がないと仕事にならない方は車両保険の加入は検討事項のひとつとしてください。

軽トラとワゴン車の任意保険料の違い

任意保険料の絡みでよく話題に上がるのが、「保険料の観点で考えると、軽トラとワゴン車のどちらを選べばいいのか」というものです。どちらも貨物車として使える車なので、選択に迷う方もいらっしゃいます。

結論から言うと、概ね30歳を過ぎた頃からはワゴン車を選んだほうが保険料は安く済むと考えていいでしょう。

ワゴン車は軽トラックと違って「年齢条件」が適用されます。つまり、一定区分の年齢に到達するたびに保険料もどんどん安くなります。一方軽トラのほうは年齢条件はありませんから、等級アップによる割引が主なものとなります。

こうした観点から考えると、ある程度年齢を重ねた場合はワゴン車のほうが保険料は割安になるt考えていいでしょう。

軽トラを黒ナンバーにする際に加入できるのは代理店型自動車保険のみ

軽トラックは貨物車両ですので、黒ナンバー登録をしている方もいるかと思います。黄色ナンバーであればどの損保にも加入可能ですが、黒ナンバーになると基本的には代理店型の自動車保険でしか受け入れてもらえません。

主な代理店型自動車保険は以下の通りです。

  • 損保ジャパン日本興亜
  • 三井住友海上
  • あいおいニッセイ同和
  • 東京海上日動
  • AIG損保(旧富士火災・旧AIU損保)
  • 楽天損保(旧朝日火災)

これまでダイレクト型自動車保険を使っており乗り換えが必要な方はお近くの自動車保険代理店に問い合わせるか、全国対応可能のネット型代理店を利用してみるといいでしょう。

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自営業で軽トラで使うなら保険の手厚さにも配慮するべき

軽トラを営業用で使うということは積荷を乗せるケースがほとんどかと思いますが、積載物に対する保険をかけることは考慮しておくべきでしょう。

大手損保の保険、例えば三井住友海上には「積載貨物賠償特約」「積載事業用動産特約」というものがあります。これは貨物商品等の積載物が事故により破損した場合に補償金が受け取れる特約です。こうした積載物に対する保険は農業や貨物事業を営む上では欠かせません。

さらに、従業員等がいるスケールであれば従業員の怪我や死亡に対する保険も考慮しておくべきかと思われます。

特約の内容は保険会社によって若干の差異があるので、自分にあった特約があるかどうか、下記表で確認してみてください。

損保会社 特約
損保ジャパン ・休車費用特約
・受託貨物賠償責任特約
・安全運転教育費用特約
・リースカーの車両費用特約
・臨時代替自動車特約
三井住友海上 ・対人賠償使用人災害特約
・搭乗者傷害事業主費用特約
・積載貨物賠償特約
・積載事業用動産特約
・法人契約の指定運転者特約
※三井住友は「スマNavi」という従業員の運転力診断・管理ができるアプリを用意しています(GPSを使った機能搭載)。居眠り運転防止のためのいびきチェックなどユニークな機能もついています。
あいおいニッセイ同和 ・企業・団体見舞費用特約
・対人賠償使用人災害特約
・搭乗者傷害事業主費用特約
・対物賠償費所有管理財物特約
・運転業者受託貨物賠償特約
・事業用積載動産特約
AIG損保 ・事業用動産特約
・経営者サポート費用特約

ホームセンターの軽トラは保険適用されない?

購入した資材などの搬入用に、ホームセンターでは軽トラックの貸し出しを行っていることがあります。この時、「任意保険の利用ができない」と説明してくる場合があるようです。ホームセンター側としては、利用者が事故を起こすことで翌年の等級アップを避けたいというのが本音であり、自分が入っている保険の「他車運転危険補償特約」を優先的に使って欲しいという事情があるようです。

もし他車運転危険補償特約に加入していない場合は、1日自動車保険等の利用も選択肢にもなりそうですが、貨物車は1日自動車保険の対象とはなりません。

どうしても保険をかけたい場合は所有者(ホームセンター)に相談するしかないようです。

まとめ

まとめ
  • 軽トラックの保険料が安いのは、ダイレクト系、または農協の自動車共済などが有力。ただし、黒ナンバー登録をしている場合は代理店型の自動車保険にしか受け入れてもらえないので注意する。
  • 保険料の相場は15等級車両保険ありで5〜8万円、車両保険なしで3〜5万円。20等級になるとさらに安くなる。
  • 農協の自動車共済には農家向けの特約が割引などがある。また農家は特別な割引があるのでさらに保険料を安くすることも可能。しかし、農協の担当スタッフは自動車保険のプロではないため事故対応などに不安が残ることは留意しておく。
  • 軽トラには年齢条件は適用されない。年齢が進むほど割高になるが、その分乗用車に比べ保険料は安く設定されている。つまり、21歳未満の若者にとっては軽トラックの保険料の仕組みは有利に働く。しかしながら年齢が進むほど保険料は高くなるので、年齢条件が適用されるワゴン車等に乗り換えることも選択肢となる。
  • 軽トラックでは積載物を運ぶような使い方が多いことから、積載物等を守る保険についても検討しておく。また従業員がいる場合は従業員のケガや死亡に備えた保険を検討しておくことも重要。

保険料を安くするなら、補償内容の見直しか、保険会社の乗り換えが選択肢となります。見直しはプロに聞きながら行うといいでしょう。代理店型に加入している方は積極的にプロのスタッフに質問してください。乗り換えを検討している場合はなにはともあれ試算してみないとはじまりません。今はネットで簡単に試算できる時代ですので、一括見積もりを使って保険料を比べてみましょう。この記事が、安全、そしてリーズナブルな自動車保険選びの参考になれば幸いです。

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