自動車保険では、同じ20代でも21歳〜25歳と26歳〜29歳では適用される年齢条件が違うため、20代前半のほうが保険料が割高になっています。だからこそ、安い保険会社や節約方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
もちろん安く保険を使うことも重要ですが、まだまだ事故の多い年代であるからこそ、安さと補償内容のバランスを考えることも重要となります。
ここでは20代前半の方におすすめする自動車保険と節約方法、そして補償プランの考え方についてお伝えします。
\ 自動車保険を安くしたいなら一括見積もりが便利!/
目次
21歳〜25歳の自動車保険の料金相場は?
20代に人気のある車種、そして継続更新している場合と新規加入の場合を別にして、保険料相場を調べてみました。結果は以下の通りです。
- 記名被保険者:24歳男性/ブルー免許
- 自動車:/10等級(事故なし)/使用目的:通学・通勤/距離区分:10,000km以下
- 補償内容:対人・対物補償:無制限/人身傷害:3000万円/搭乗者傷害:なし
- その他:特約等の付帯はなし
継続更改(10等級)の場合
21歳以上の年齢条件をつけた10等級の場合は、普通車の車両保険ありで10万円〜14万円程度、車両保険なしで5万円〜7万円。軽自動車の場合は車両保険ありで9万円〜11万円、車両保険なしで4万円〜6万円程度が相場となりそうです。
普通車(アクア)の保険料相場
保険会社 | 車両保険あり(一般型) | 車両保険あり(エコノミー型) | 車両保険なし |
---|---|---|---|
東京海上日動 | 133,810円 | 99,910円 | 66,840円 |
損保ジャパン | 144,510円 | 116,640円 | 72,790円 |
三井住友 | 139,390円 | 105,800円 | 73,230円 |
あいおいニッセイ同和 | 143,430円 | 111,120円 | 78,090円 |
ソニー損保 | 116,930円 | 84,610円 | 57,850円 |
SBI損保 | 91,650円 | 66,730円 | 43,890円 |
アクサダイレクト | 100,120円 | 74,470円 | 49,350円 |
イーデザイン損保 | 95,200円 | 69,710円 | 50,000円 |
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) | 100,680円 | 77,630円 | 56,120円 |
チューリッヒ | 104,470円 | 72,660円 | 48,920円 |
三井ダイレクト | 105,960円 | 73,480円 | 53,150円 |
軽自動車(NBOX)の保険料相場
保険会社 | 車両保険あり(一般型) | 車両保険あり(エコノミー型) | 車両保険なし |
---|---|---|---|
東京海上日動 | 107,590円 | 80,510円 | 48,700円 |
損保ジャパン | 110,710円 | 89,610円 | 51,780円 |
三井住友 | 108,190円 | 83,580円 | 54,540円 |
あいおいニッセイ同和 | 110,780円 | 85,920円 | 54,840円 |
ソニー損保 | 92,380 円 | 69,710 円 | 44,330 円 |
SBI損保 | 76,060円 | 56,840円 | 35,520円 |
アクサダイレクト | 79,120 円 | 58,530 円 | 39,960 円 |
イーデザイン損保 | 105,500円 | 80,800円 | 53,690円 |
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) | 91,260円 | 72,430円 | 51,110円 |
チューリッヒ | 130,070円 | 102,400円 | 69,480円 |
三井ダイレクト | 78,260円 | 59,150円 | 40,240円 |
初めて自動車保険に入った(6等級)場合
21歳〜25歳で初めて自動車保険に加入した場合の相場は、普通車の車両保険ありで16万円〜20万円、車両保険なしだと8万円〜10万円。軽自動車の場合は車両保険ありで15万円〜18万円、車両保険なしだと6万円〜8万円が相場となりそうです。
普通車(アクア)の保険料相場
保険会社 | 車両保険あり(一般型) | 車両保険あり(エコノミー型) | 車両保険なし |
---|---|---|---|
東京海上日動 | 163,480円 | 121,840円 | 81,210円 |
損保ジャパン | 169,390円 | 137,090円 | 86,180円 |
三井住友 | 207,660円 | 156,640円 | 107,140円 |
あいおいニッセイ同和 | 212,530円 | 163,430円 | 113,250円 |
ソニー損保 | 201,390円 | 146,750円 | 96,010円 |
SBI損保 | 141,910円 | 101,060円 | 63,610円 |
アクサダイレクト | 148,210 円 | 107,420 円 | 73,550 円 |
イーデザイン損保 | 261,520円 | 189,060円 | 126,970円 |
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) | 154,450円 | 118,040円 | 84,070円 |
チューリッヒ | 204,330円 | 142,790円 | 103,100円 |
三井ダイレクト | 182,370円 | 127,770円 | 81,970円 |
軽自動車(NBOX)の保険料相場
保険会社 | 車両保険あり(一般型) | 車両保険あり(エコノミー型) | 車両保険なし |
---|---|---|---|
東京海上日動 | 152,740円 | 116,260円 | 76,190円 |
損保ジャパン | 158,620円 | 126,900円 | 71,680円 |
三井住友 | 183,970円 | 137,810円 | 83,310円 |
あいおいニッセイ同和 | 190,650円 | 144,030円 | 85,710円 |
ソニー損保 | 175,950 円 | 131,230 円 | 81,160 円 |
SBI損保 | 148,110円 | 109,490円 | 63,100円 |
アクサダイレクト | 128,270 円 | 91,540 円 | 58,430 円 |
イーデザイン損保 | 263,900円 | 196,870円 | 123,310円 |
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) | 152,780円 | 117,450円 | 77,470円 |
チューリッヒ | 176,760円 | 135,540円 | 92,760円 |
三井ダイレクト | 158,080円 | 114,600円 | 67,160円 |
21歳〜25歳の保険料が安い保険会社は?
21歳からは年齢条件による割引が適用されるとはいえ、等級があまり進んでないこともあり、全体平均と比べると保険料は高いと言わざるを得ません。そんな状況でも安く保険を使いたい方に向け、20代前半にも安く保険料を設定している損保をランキング形式でまとめました。
外資系通販型自動車保険の代表格であるアクサダイレクト。通販社は若い世代には保険料を高く設定している傾向もみられますが、アクサダイレクトは20代前半の方にもかなり安い保険料を設定しています。保険料は文句なしの星5点です。
事故対応は「チームアクサ」で対応。事故受付、事故対応、示談交渉と他の損保と比べて劣っている点はないので安心です。通販社の仕組み上、事故対応は電話がメインとなってしまうところはやむなしといったところでしょう。
ロードサービスも充実しており、全国10,300の拠点を設置。バッテリー上がりやガス欠などの基本的なトラブルならすべて対応してくれます。ただし、無料レッカーの距離は代理店型と比べると少し少なめ。総合では星4点というところでしょう。
保険料の安さ | |
---|---|
事故対応 | |
ロードサービス | |
総合 |
SBI損保はソフトバンクグループが手がける国産の損保です。保険料の安さは特段目立つものがあり、こちらも文句なしの星5点。20代前半であろうとかなり安く自動車保険に加入できます。
事故対応も特段目立ったデメリットはありません。通販社である以上こちらも電話対応がメインとなります。
ロードサービスも充実しており、全国10,000箇所の拠点からトラブル現場に駆けつけてくれます。こちらもアクサ同様、無料レッカーの距離が短めなのが残念なところ。
以上をもって総合では星4点とさせてもらいます。
保険料の安さ | |
---|---|
事故対応 | |
ロードサービス | |
総合 |
3位は代理店型自動車保険の東京海上日動です。通販社は新規契約6等級の場合だと保険料を高く設定しているところもある中、大手社である東京海上日動は新規契約者にも良心的な価格設定を行なっています。格安とはいえないものの、安定的な保険料を設定しているところがユーザーから見ると嬉しいポイントです。
事故対応は代理店型自動車保険だけあって文句なしの星5点。大手社だけあって全国各地にある支店スタッフが対応を行なってくれます。
ロードサービスも充実しており、無料レッカーの距離も通販社と比べて長めの設定です。
総合点は上位2社と同じ4点ですが、保険料の観点から見るランキングなの今回は3位となりました。
保険料の安さ | |
---|---|
事故対応 | |
ロードサービス | |
総合 |
20代前半の自動車保険を安くする方法
21歳〜25歳の保険料の保険料は全体平均から見るとまだまだ高めと言わざるを得ません。安くする方法があれば積極的に活用したいところですが、事故を起こす確率も高い世代だからこそやり方は考えなければなりません。
そこで補償内容と節約のバランスを加味した方法を紹介します。
車両保険を見直す
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
真っ先に考えられるのが「車両保険」の見直しです。車両保険を外すかどうかで保険料は倍近く変わってくるため、一番効果の高い方法となります。ただし、事故を起こす可能性を考えると扱いは慎重に考えたほうがいいでしょう。
見直し方法1:車両保険を外す
もっとも効果の高い方法が「車両保険」を外す方法です。上の試算表をみてわかる通り、車両保険のあり・なしで保険料は倍近く変わってきます。例えば車は週末しか乗らない方(通勤等に支障のない方)、事故を起こしても家族が使っている車を代車として使える方は車両保険を思い切って外すケースも多いです。
ただし、車がないと生活できない方は外す事に対しては慎重に考えたほうがいいでしょう。もし事故を起こしてしまった場合は保険金が降りないので、修理代や買い替え費用は自己負担となってしまいます。このような事態に備えたい場合は車両保険は外すべきではないかもしれません。
しかしながら、車両保険で補償される金額はあくまで車の時価額までに限定されます。古くなった車や中古で買った車で時価額が50万円を切るような車に車両保険をつける意味は薄いと考えるのが一般的なので、このようなケースでは車両保険は外して問題ありません。
見直し方法2:車両保険をエコノミー型にする
車両保険の中には「エコノミー型」という、補償条件を限定したプランが用意されています。
大雑把に言うと、単独事故と当て逃げに対する補償が一般型と大きく違う点です。一般型は単独事故や当て逃げも対象となりますが、エコノミー型の場合は補償の対象とはなりません。その分保険料が安いというのがエコノミー型のメリットとなります。
単独事故で全損というケースもなくはないですが、だいたいはスピードの出し過ぎからくるものです。「車両保険を外すのは不安だけど、安全運転だけは絶対に守れる」。そんな方はエコノミー型の付帯でもいいかと思います。
また、豪雨による冠水などで車が全損となるケースも多く見受けられます。エコノミー型は洪水や冠水にはきちんと対応しているので、水害の多い地域ではつけておくメリットは大きいと思われます。
エコノミー型 | 一般型 | |
---|---|---|
他車との衝突・接触 | ◎ | ◎ |
飛来中または落下中の他物との衝突 | ◎ | ◎ |
盗難 | ◎ | ◎ |
落書き・いたずら | ◎ | ◎ |
火災・爆発 | ◎ | ◎ |
台風・竜巻・洪水・高潮 | ◎ | ◎ |
当て逃げ | × | ◎ |
単独事故 | × | ◎ |
転覆・墜落 | × | ◎ |
自転車との接触 | × | ◎ |
地震 | × | × |
噴火 | × | × |
津波 | × | × |
見直し方法3:車両保険の免責金額を高めに設定する
車両保険を外したり、エコノミー型にするのは心配という方は「免責金額」を高めに設定するという方法を考えてもいいかもしれません。免責金額とは、いわゆる「自己負担金」のことです。例えば免責金額を10万円に設定したとして、事故によって50万円の修理費がかかった場合、10万円は自分で負担することになりますが、残りの40万円は保険会社に負担してもらえるという仕組みです。
免責金額を高めに設定することで保険料を節約することができます。例えば各免責金額では以下のように保険料が変わってきます。
- 見積もり損保:損保ジャパン日本興亜
- 記名被保険者:24歳男性/ブルー免許
- 自動車:N-BOX(ホンダ)/6等級(新規)/使用目的:通学・通勤/距離区分:10,000km以下
- 補償内容:対人・対物補償:無制限/人身傷害:3000万円/搭乗者傷害:なし
- その他:特約等の付帯はなし
0-0万円 | 175,050円 |
---|---|
3-3万円の場合 | 164,280円 |
5-5万円の場合 | 159,250円 |
10-10万円の場合 | 148,340円 |
0-10万円の場合 | 172,650円 |
3-10万円の場合 | 163,350円 |
5-10万円の場合 | 158,620円 |
このように、免責を高めに設定するだけで年間3万円もの保険料を節約できます。もし保険を使う場合になった場合は多少の自己負担はありますが、大きな手出しが必要なくなりますので、車両保険の見直しの中でもバランスのとれた方法となるでしょう。
安い自動車保険を選ぶ
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険への加入は車を買ったディーラーで行なっている方も多いと思いますが、紹介される保険はせいぜい2〜3社がほとんどです。その中に安い保険が含まれているとは限りません。むしろディーラーや代理店では通販型自動車保険の取り扱いはないため、見積もりをとってみるともっと安いところがあったというケースはザラにあります。
この方法の最大のメリットは、補償内容を削らずに保険料を節約できるところ。先に紹介した相場表を見るとわかりますが、同じ補償内容でも保険会社によって保険料はかなりバラつきがあります。だとしたら、必要以上に高いところで加入していては合理的とは言えません。
割安と言われる通販型自動車保険はネットで見積もりをとることが基本です。今は一括見積もりサービスが充実しているので、大手社と通販社の見積もりがまとめてとることができます。ディーラーや保険代理店では紹介してくれないからこそ、まずは自分で見積もりをとってみることが大切です。
紹介された保険が高いのか安いのか、確かめるためにも一度ご自身でも他社の見積もりをとって比較してみましょう。
親の等級を引き継ぐ
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険は家族間で等級を引き継ぐことができます。例えば、親の等級を子供に譲ることで保険料の節約が可能です。親は新規で等級を始めることになりますが、年齢による割引率が高いため、それほど大きく保険料が上がることはありません。むしろ、年齢条件が甘い子供の保険料を抑えることができるので、家族全体でみればトータルで保険料を抑えることができます。
子供 | 父親 | 合計 | |
---|---|---|---|
引き継ぎなし | 223,310円(6s等級) | 58,800円(20等級) | 282,110円 |
引き継ぎあり | 139,500円(20等級) | 72,410円(7s等級) | 211,910円 |
ただし、この方法は車の増車や減車があった場合にしか使えない上、子供と親が同居している場合にしか使えません。
使えるケースが限定されているとは言え、補償内容を削らずにできる節約術ではありますので、タイミングさえ合えば絶対に活用したい節約テクニックのひとつです。
セカンドカー割引を使う
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
セカンドカー割引とは、等級を6等級ではなく7等級からスタートできる割引制度です。6等級は19%の割引率ですが、7等級は30%の割引率なので、いきなり11%多くの割引を受けることができます。
セカンドカー割引を使うにも条件があり、家族で2台目以降の車であることが条件となります。また以下の条件を満たさなければなりません。
- 1台目の等級が11等級以上
- 1台目と2台目の所有者が「個人」
- 1台目と2台目の記名被保険者が「個人」
- 1台目と2台目が自家用8種車
- 2台目の所有者が1台目と同じ人・配偶者・同居の親族または1台目の記名被保険者
しかしながら、補償を削るような無理な方法ではないことと、1台目と2台目が別々の保険会社でも使える割引制度ですので、活用できるシーンも多いはずです。適用できる場合は必ず適用しましょう。
中断していた高い等級を引き継ぐ
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険の等級は最大で10年間保存(中断)することができます。家族の中に中断証明書を持っている人物がいる場合はその等級を引き継ぐことで等級を有利にすることができます。もし20等級の中断があれば、いきなり63%の割引が適用されるため、保存されている等級によってはかなり強力な節約ができるはずです。
しかしながら、保存されている等級がなければそもそも使えない制度であることから、使えるシーンは限られてくるでしょう。もし使えるようなら絶対に活用した手段のひとつです。
運転者を限定する
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険は運転者を限定することで割引を受けることができます。自分しか車に乗らないと取り決めを行えば、「本人限定割引」で保険料の節約が可能です。割引率は保険会社によって変わりますが、損保ジャパンの場合は約7%、あいおいニッセイ同和の場合は8%の割引となります。
補償に重複やムダがないか見直す
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険の補償や特約の中には、ひとつで家族全体をカバーするものがあります。例えば人身傷害保険のカバータイプには家族全体をカバーするものがあるので、同じ補償にしていると補償の重複が発生し、保険料のムダに繋がります。また弁護士費用特約やファミリーバイク特約なども補償の重複が発生しやすい特約です。補償内容をよく確認し、補償の重複が発生してないか確認するようにしましょう。
ただし、勘違いで補償を外してしまって、いざという時に補償が受けられないというケースがリスクとしてあります。こうした見直し作業はできるだけプロと相談しながら進めたほうが安心です。
保険料を年払いにする
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険は分割払い(月払い)にすることで5%割高の保険料になってしまいます。収入が少ない時期ですから、分割払いにしたいというニーズもあるでしょうが、年一括払いにしたほうが支払い額は安く抑えられます。
保険料の安い車を選ぶ
節約度 | |
---|---|
補償充実度 | |
おすすめ度 |
自動車保険は車種によって保険料が変わるため、保険料の安い車を選ぶことも節約に繋がります。一般的には軽自動車は保険料が安い傾向にあります。一方修理費等が高い外車やスポーツカー、また盗難されやすい人気車種などは保険料が高くつきやすいです。
ご自身の乗りたい車に乗ることが一番ですが、自動車保険のことを考えるならこうした車種は避けるということも選択肢のひとつです。特にセカンドカーなどは軽自動車を選んで保険料や維持費を節約するという方法はメジャーな方法となっています。
ソニー損保など通販型自動車保険、20代前半で入るのはアリ?
割安な保険料は20代前半にとって魅力的
保険料が割安な通販型自動車保険は、保険料が高くなりがちな20代前半の方にとっては大変魅力のある保険のひとつだと思います。十分な収入を得ている方もすくないでしょうから、なるべくかかる費用を抑えたいと思うのは当然のことです。
保険料が安いからといって事故対応などを心配する方も多いですが、通販型だからといって事故対応が悪いということはありません。たしかに早朝や深夜に事故対応は行なっていないこと(事故受付は行なっています)」、拠点が都市部に集約されているため電話対応がメインとなることもありますが、だからといって相手と揉めるという訳ではありません。むしろ必要最低限のやり方で効率よく仕事を回しているからこそ、割安な保険料を実現していると言えます。
保険会社によっては代理店型よりも割高に設定していることに注意
通販社は少しでも安く保険を提供するため、リスクは徹底的に排除する傾向にあります。事故リスクの高い若者は、通販社のほうが高くなってしまうケースがあるのもこのためです。20代前半もこの例に該当する場合があります。20歳前後と比べると事故リスクは低くはなっていますが、全体でみるとまだまだ事故を起こす割合が高いと言わざるを得ません。
こうした傾向があるからこそ、代理店型よりも高い保険料設定をしている会社があることは覚えておきましょう。高いかどうかは実際に見積もりをして比較してみないとわからないので、必ず複数社の見積もりを取って確認するようにしてください。
特にイーデザイン損保、チューリッヒなどは代理店型よりも割高になっている場合もあります。
21歳〜25歳におすすめの補償内容は?
20台前半はまだまだ事故の起こしやすい年代ですから、補償の削りすぎはあまりおすすめできません。ある程度しっかりした補償プランにしておくのがベターです。
車がなくて困る場合は免責金額を高くして一般型補償がおすすめ
特に車がなくなって困る方は車両保険は外すべきではないでしょう。その場合は免責金額を高くして(5-10万円または10-10万円)、一般型補償でつけておくと安心です。ただし、中古車や時価50万円を切っている車に乗っている場合はこの限りではありません。ケースバイケースで柔軟に補償プランを組み替えましょう。
自分側を守りたい方は人身傷害保険は集めに設定する
自分や同乗者のケガや後遺障害に対する保険として「人身傷害保険」がありますが、これは手軽に手厚くすることができる保険です。補償金額は3000万円、5000万円、1億円、無制限と様々な切り方をされていますが、3000万円から無制限にあげたところで、実は保険料は数千円しか変わりません。
人身傷害保険はこちらの過失割合に関係なく損害の全額が支払われるタイプの保険なので、ケガや後遺障害が発生した場合には大変役立つ保険です。コストパフォーマンスがかなりいい保険ですので、無制限にしてもいいぐらいかと思われます。
運転者限定条件は必ず設定
自分の車を家族以外が運転するような使い方をしていない限り、運転者限定条件は必ずつけるようにしましょう。理想は本人限定にすることです。家族で取り決めを行なって運転する時は自分の車を使うようにすれば本人限定が設定できます。少なくとも家族限定にはしておきたいところです。
配偶者がいる方は配偶者限定でも構いません。東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和の4メガ損保は6%の割引となります。
弁護士費用特約だけは付帯しておくべき
少しでも安くなるように設定したい方は特約も最低限にしたいかと思いますが、弁護士費用特約だけは付帯しておくことをお勧めします。これは特に被害者になった場合に役立つ特約です。交通事故の賠償金は弁護士をつけない限り適正な金額が支払われることはかなり稀です。もしもの時に相手保険会社から適正な金額を支払ってもらうためにも、必ず弁護士を入れて交渉しましょう。この特約があれば300万円までの弁護士費用は保険会社が負担してくれます。
20代後半になったら自動車保険の選び方も変えたほうがいい?
26歳になったら速やかに年齢条件の切り替えを
同じ20代でも自動車保険の世界では25歳と26歳では大きな隔たりがあります。それは年齢条件が切り替わるからです。
21歳以上補償は25歳まで適用されますが、26歳になると今度は26歳以上補償が適用されます。割引率は各社によって違いますが、おおよそ6〜7割ほどの割引が適用されます。21歳以上補償と比べると約1〜2割ほど割引率が高くなりますので、速やかに年齢条件は変えるべきでしょう。
保険料が安くなる分手厚い補償を意識し始めるべき
また、保険料が安くなる分、今後は「より手厚い補償」を意識し始める時期になるかと思います。人によっては家族や子供ができ、家庭を守る立場になっていく人もいらっしゃいます。そのような場合、自分や家族の身にもしものことがあってもしっかりとした補償が受けられる状態にしておくと安心です。
通販型への切り替えもうまくいきやすい
自動車保険の仕組みにも慣れてきた頃でしょうから、保険料を節約したい方は通販社への乗り換えもいいでしょう。
通販型自動車保険は自分で補償内容を決める形になっていますが、これまでの自動車保険の補償内容から、だいたいの補償組みはできるようになっているはずです。知識がついてきた分、スムーズに掛け替えができると思います。
まとめ
- 21歳〜25歳の自動車保険料の相場は、普通車の車両保険ありで10万円〜14万円程度、車両保険なしで5万円〜7万円。軽自動車の場合は車両保険ありで9万円〜11万円、車両保険なしで4万円〜6万円程度が相場。新規6等級の場合は、普通車の車両保険ありで16万円〜20万円、車両保険なしだと8万円〜10万円。軽自動車の場合は車両保険ありで15万円〜18万円、車両保険なしだと6万円〜8万円が相場。
- 21〜25歳で保険料が安いのはアクサダイレクトやSBI損保といった通販型。ただし、事故率が高い年代のためあえて高い値段設定をしている通販社もあるため注意。代理店型だと東京海上日動が比較的安価な値段設定をしている。
- 21歳〜25歳の保険料を安くする方法としては車両保険の見直し、家族からの等級引き継ぎなど。当然のことながら割引制度なども積極的に活用すべし。
- 事故が多い年代だからこそ、補償の削りすぎには注意。車両保険は削らずにつけておいて免責金額を高めに設定するという方法もお勧め。
- 25歳と26歳では年齢濁県が変わることから、26歳になったら速やかに年齢条件を変更すべし。また20代後半からは保険料がだんだんと安くなるので、手厚い補償プラン組みを意識しはじめるといい。
まだまだ事故が多い20代前半だからこそ、補償の削りすぎには注意しましょう。保険会社によっては同じ値段でつけられる補償の幅も変わってくるので、保険料の比較をしておくことは大変重要です。同じ予算でA社では車両保険をつけられたのに、B社では高くてつけられなかったということもあり得ます。手厚い補償が要求されるからこそ、安い損保を選んで、同じ予算でできるだけ手厚くするということも選択肢のひとつです。この記事に書いてあったこと有効に活用し、失敗しない自動車保険選びを行なっていただきたいと思います。
\ 自動車保険を安くしたいなら一括見積もりが便利!/
私は「一括見積もり」で保険料が38,700円安くなりました!
「ネット一括見積もり」なら主要損保の保険料をまとめて比較可能!ディーラーでは見積もりがとれない「通販型自動車保険」の見積もりにも対応しています。使い方は車種などの必要事項を入力するだけ♪ 保険料を安くするなら今すぐ一括見積もりをチェックです!