自動車保険は年齢によって保険料が変わりますが、18〜20歳までの期間は保険料がもっとも高くなる時期です。加えてまだ収入も少ないですし「なるべく安く使いたい」というのが本音なのではないでしょうか。
保険料を安くする方法はいくらでもあります。補償内容の見直し、家族間での等級入れ替え、そして安い保険会社選び。これらを組み合わせることで、未成年の保険料もある程度抑えることは可能です。
ただ、18〜20歳は免許を取りたての新米ドライバーですので、もしもの時のことを考え、バランスのいい保険にすることも大事です。
今回は18〜20歳におすすめの自動車保険の選び方について深く掘り下げお伝えします。免許を取り立ての本人も、そして親御さんも、ぜひ保険選びの参考にしてください。
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目次
18〜20歳の自動車保険は高い!?保険料の相場はいくらか
自動車保険に加入するにあたり、保険料が気になる方は多いと思いますが、18歳の自動車保険はかなり高いです。補償内容やプランによって変わりますが、車両保険なしであれば15万円〜20万円、車両保険をつけると30万円〜40万円ほどするのが相場です。
実際に、18歳によく乗られている車と、選ばれやすい補償内容で複数社の見積もりをとってみました。
- 記名被保険者:18才男性/グリーン免許/6s等級(新規)
- 自動車:軽自動車NBOX(型式DBA-JF3)または普通車フィット(型式DBA-GK3)/初年度登録日:2018年9月/使用目的:通学・通勤/距離区分:4000-4999km
- 補償内容:対人・対物補償:無制限/人身傷害:5000万円/搭乗者傷害:なし
- その他:家族限定特約なし/ファミリーバイク特約なし
軽自動車(ホンダ N-BOX)の場合
車両保険(一般型) | 車両保険(エコノミー型) | 車両保険なし | |
---|---|---|---|
損保ジャパン | 284,340円 | 212,420円円 | 121,060円 |
東京海上日動 | 347,250円 | 212,420円 | 171,150円 |
あいおいニッセイ同和 | 401,370円 | 293,530円 | 158,600円 |
SBI損保 | 306,660円 | 236,310円 | 116,860円 |
アクサダイレクト | 284,340円 | 266,350円 | 139,220円 |
三井ダイレクト | 301,520円 | 221,230円 | 134,180円 |
イーデザイン損保 | 484,630円 | 343,120円 | 191,630円 |
チューリッヒ | 489,840円 | 396,500円 | 288,930円 |
楽天損保 | 507,640円 | 362,000円 | 205,090円 |
三井住友 | ネット見積もり不対応 | ネット見積もり不対応 | 168,500円 |
ソニー損保 | ネット見積もり不対応 | ネット見積もり不対応 | 163,240 円 |
普通車(ホンダ フィット)の場合
車両保険(一般型) | 車両保険(エコノミー型) | 車両保険なし | |
---|---|---|---|
損保ジャパン | 289,750円 | 210,700円 | 135,990円 |
東京海上日動 | 351,460円 | 266,990円 | 184,500円 |
あいおいニッセイ同和 | 373,400円 | 296,880円 | 218,700円 |
SBI損保 | 276,180円 | 194,160円 | 118,980円 |
アクサダイレクト | 316,570円 | 236,310円 | 154,670円 |
三井ダイレクト | 305,660円 | 219,340円 | 147,320円 |
イーデザイン損保 | 472,610円 | 319,440円 | 201,040円 |
チューリッヒ | 487,590円 | 368,790円 | 284,660円 |
楽天損保 | 538,550円 | 379,960円 | 248,730円 |
三井住友 | ネット見積もり不対応 | ネット見積もり不対応 | 192,020円 |
ソニー損保 | ネット見積もり不対応 | ネット見積もり不対応 | 171,740円 |
※SBI損保・チューリッヒは20歳で試算(20歳未満は加入不可のため)。
※三井住友・ソニー損保は18歳での車両保険の見積もりは不対応。
自動車保険は車両保険を付けるかどうかで保険料は大きく変わります。付帯しなければ安くなりますが、その代わり自分の車が破損した時には保険は一切ききません。車両保険の必要性はライフスタイルや価値観にもよって変わってきますので、よく考えて決めるようにしましょう。
なぜ18〜20歳の保険料は高いのか?
事故リスクの高い人は保険料も高い
保険料の仕組みをざっくりと言ってしまえば「事故リスクの高さに応じて保険料も高くなる」これにつきます。18〜20歳は初心者ドライバーであること、そして統計的にも事故を起こしやすいというデータが出ているので保険料も高く設定されています。
これは平成28年の交通事故件数をグラフにしたものです(参考:平成28年における交通事故発生状況)。このように16歳〜19歳の起こす事故件数が圧倒的に多いことがわかります。
自動車保険に限らず、「保険」というものは支払いリスクがある人に対してはハードルが高く設定されます。例えば生命保険は健康な人よりも持病を持っている人のほうがハードルが高いです。自動車保険も同じで、事故率の高い人に保険加入してもらうのは、保険会社にとっては結構なリスクです。もらっているお金(保険料)よりも支払いのほうが多くなる恐れがあるため当然です。このリスクを軽減するためには、事故率の高い人からは多くのお金をもらうしかありません。つまり、18〜20歳という事故率の高い人たちからは、どうしても高い保険料を徴収しなければならないわけです。
【18〜20歳版】保険料が安い自動車保険ランキング
以下は「保険料の安さ」という観点から格付けした自動車保険のランキングです(18〜20歳での場合)。
1位はとにかく保険料が安いSBI損保です。上の見積もりをとってみた結果をみてわかると思いますが、他のよりも安さが抜きんでています。保険料が安いということは、同じ予算でも手厚い保険がかけられるということ。18〜20歳という事故を起こしやすい年代だからこそ、手厚い補償内容を組んでおくことが大切です。あとは何より収入が少ない時期でもありますから、安いということはかなりの武器になります。事故対応サービスは平均的な対応です。ロードサービスはやや充実しています。しかしダントツで保険料が安いことから、総合的にみれば一番オススメしたい保険です。
保険料の安さ | |
---|---|
事故対応 | |
ロードサービス | |
総合 |
アクサダイレクトも保険料の安さがかなり際立っています。現状18歳の自動車保険だと、1位のSBI損保とこのアクサダイレクトが2強で安いです。アクサダイレクトの事故対応は平均的な対応、ロードサービスはやや強いという感じです。SBI損保の違いとしては、無料レッカーの距離が35kmとやや短いこと(SBIは50kmまで)。しかし、事故で帰れなくなった場合の宿泊費が全額補償されるのはSBIよりも強いです(SBIは1万5000円まで/一人)。ペット補償などもついていますから、ペットがいる方はアクサダイレクトのほうがいいかもしれません。
SBI損保と強みがかなり似ていますが、その分補償プランによってどちらが安いか変わる可能性があります。どちらも含めて見積もりをとってみたほうが、保険料の安いほうを選べるでしょう。
保険料の安さ | |
---|---|
事故対応 | |
ロードサービス | |
総合 |
最後は損保ジャパン日東興亜です。上位2つがダイレクト系なのに対し、こちらは代理店型の自動車保険。大手損保からの唯一のランクインとなりました。
大手損保だけあって事故対応拠点も多いですし、事故時にもスムーズな示談解決画で期待できます。また地方に住んでいても担当員と面談がしやすいです。加入した代理店が手厚いサービスを行っていればそちらからのサービスも期待できます。
ダイレクト系では受けられない手厚いサービスを期待するなら、こちらの保険を選ぶのがいいでしょう。
保険料の安さ | |
---|---|
事故対応 | |
ロードサービス | |
総合 |
18〜20歳の高い保険料を安く抑えるための方法
18〜20歳の自動車保険料は高いことを考えると、保険料の節約テクニックを覚えておくと非常に便利です。一般的な方法としては、以下4つの方法があります。
- 親の等級を引き継ぐ
- 各種割引を使う
- 安い中古車に乗る
- ネット通販型を利用する
親の車の等級を引き継ぐ
自動車保険の等級は家族間で引き継ぐことができます。例えば父親の車が20等級だとしたら、子供がその等級をもらって「子供:20等級 父:6等級」で保険のスタートが可能です(厳密に言えば、父親はセカンドカー割引を使うことがほとんどなので7等級スタートとなります)。
一見父親の等級が低くなってしまうので損に感じますが、年齢条件やゴールド免許割引等が使えるため、家族全体の出費でみると、トータルでは保険料がかなり安く抑えられる仕組みになっています。
家族間での等級入れ替えの例
子供 | 父親 | 合計 | |
---|---|---|---|
入れ替えなし | 223,310円(6s等級) | 58,800円(20等級) | 282,110円 |
入れ替えあり | 139,500円(20等級) | 72,410円(7s等級) | 211,910円 |
このように等級入れ替えを行うことで、年間保険料が合計70,200円も節約することができました。家族内での様々な条件によってどれだけ安くなるかは変わりますが、少なくとも数万円の節約になるケースが多いはずです。
入れ替えができる条件
等級引き継ぎをするには以下の条件を満たす必要があります。
入れ替えができる人
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者と同居の親族
- 記名被保険者の配偶者と同居の親族
入れ替えができるタイミング
- 新しく増車した時
- 車を買い替えた時
- 持っている車を譲渡・売却・廃車にした時
各種割引を使う
自動車保険にはお得な割引も用意されています。これらを有効活用することも節約のポイントです。
セカンドカー割引
セカンドカー割引とは、家族内で2台目以上の車を所有する際に適用される割引です。等級は通常6s等級からスタートしますが、セカンドカー割引を使えば7s等級からスタートできるので1等級分お得です(35歳以上の年齢条件と合わせて使えば、40%近くの割引になります)。
セカンドカー割引の条件
- 1台目の車が11等級以上であること
- 1台目と2台目の用途車種が自家用8車種であること
- 1台目と2台目の車の所有者が個人であること
- 1台目と2台目の車の記名被保険者が個人であること(法人はNG)
- 2台目の所有者が1台目と同じ人・配偶者・同居の親族または1台目の記名被保険者であること
ネット申し込み割引
ネット申し込み割引は通販型自動車保険に用意されている割引です。インターネットで申し込みを行うことで保険料が約1万円ほど安くなります(保険会社によって割引額は違います)。申し込み時だけでなく継続時にも割引してくれることが多いので、通販型自動車保険を選ぶこともひとつの手です。
エコノミー型の車両保険にする or 免責金額をあげる
エコノミー型とは一般車両保険の「自損」「当て逃げ」「自転車事故」等の部分を除いたものです。一般型と比べると保険料は数万円〜十数万円安くなります(車種・時価などによって違います)。
また免責金額は、簡単に言えば「自己負担金」のこと。免責を「なし」に設定すれば、1円も払わずに車を修理することができますが、その分保険料も上がります。一方で10万円に設定すれば、修理の際には10万円までは自分で払わなければいけませんが、保険料はかなり下がります。こうした工夫をすることも安く保険を使うポイントです。
安い中古車に乗る
安い車を選ぶ理由は、簡単に言えば「車両保険をつける必要がないから」です。
10年以上の車や中古車は車両保険をつける必要がない
車両保険で補償されるのは、あくまでも「時価」の部分までです。例えば時価が100万円なら全損しても100万円までしか保険料は支払われません。こうなると、時価が低い車に車両保険をつけるメリットはほとんどありません。例えば10万円の時価の車に車両保険をつけてもほとんど意味はないです。一般的には50万円以下の車には車両保険はつけるメリットはほぼないと言われています。
また、新車と違って多少傷がついても気にしないという方も多く、傷がついたとしても精神的ダメージが少ないです。安い中古車は車両保険をつけなくてもいいという選択ができますから、保険料も安く抑えられます。
通販型型自動車保険を使う
最後は通販型自動車保険を使う方法です。
自動車保険には、「代理店型」と「通販型」の2種類があります。どちらが安いかというと、圧倒的に通販型のほうが安いです。
その理由は通販社の徹底したコストカット戦略にあります。
まず、通販型は代理店型のように「販売手数料」がかかりません。自動車保険は代理店を通して販売されるのが通常です。この時保険会社は代理店に報酬として「手数料」を支払っています。これが今までの自動車保険の仕組みでした。しかし、今は違います。インターネットの発達によってネット申し込みができるようになると、直接お客さんと契約を行う自動車保険も出てきました。これがダイレクト型自動車保険です。
今まで代理店にかかっていた手数料も支払わなくていいので、その分保険料が安くなります。また、事故対応拠点数を都市部に集約化させたり、少数精鋭での経営方針をとるなど、徹底した社内コストのカットも図っています。これがダイレクト型自動車保険が安い理由です。上の見積もりをみても、代理店型(損保ジャパン・東京海上日動・あいおい・三井住友など)よりもかなり安いことがわかるはずです。
安い自動車保険を探すなら「一括見積もり」がオススメです。保険料の節約は比較から始まります。補償内容によってどの保険会社が一番安いかは変わるため、必ず見積もりは取っておきましょう。
また、見積もりをとることで、今の保険料が高いかどうかも判断できます。自分の保険料が周りと比べてどうなのか確認するためにも一度保険料の比較はしておきましょう。
18歳の補償内容はどうするのがオススメ?
「節約」をとるか「安心」をとるか方針を立てよう
手厚い補償にすれば安心できるものの、そのぶん保険料は高くなってしまいます。「節約」をとるのか「安心」をとるのかで選び方も変わってきますので、自分はどちらにするのか大まかな方針をたてるようにしましょう。
車両保険を付けるかどうかが分かれ目
車種や条件などにもよりますが、車両保険を付帯するとおおよそ1.5〜2倍ほど保険料は変わります。節約志向なのであればつけないという方も多いですし、逆に新車購入直後の人、車がないと生活できない人などは車両保険に加入する傾向が強いです。自分の生活状況を考えて補償プランを組み立てるようにしましょう。
18歳にオススメの補償プランはコレ!
「節約型」と「安心型」のそれぞれでオススメの補償プランはこちらになります。
補償 | 設定金額 |
---|---|
対人補償 | 無制限(必須) |
対物補償 | 無制限(必須) |
人身傷害補償 | 3000万円 |
搭乗者傷害補償 | なし |
車両保険 | なし |
保険料目安 | 15万円〜25万円 |
もしもの事故の時に備えて安心した補償内容を組んでおきたいという方向けのプランです。
補償 | 設定金額 |
---|---|
対人補償 | 無制限(必須) |
対物補償 | 無制限(必須) |
人身傷害補償 | 3000万円〜5000万円 |
搭乗者傷害補償 | 1000万円 |
車両保険 | あり(一般型) |
保険料目安 | 30万円〜40万円 |
対人補償・対物補償の無制限は絶対条件
節約型でも充実型でも「対人補償」と「対物補償」は無制限にするのが絶対です。
対人補償は、事故で相手に怪我を負わせた場合に払われる保険金です。交通事故の場合、相手に怪我を負わせたことで賠償金が1000万円以上になることは珍しくありません。治療費の他、慰謝料、相手が仕事ができなくなった期間のお金(休業損害)、さらには介護費用や機会損失費など、様々なお金が必要となります。それをすべて合わせると、数百万円、時には数千万円の賠償金になることもあります。
同じく、対物補償は人ではなく相手の物を壊した時に必要となる保険ですが、高級車や積載物に大きな損害を与えると、数千万円もの賠償金が請求されるケースもあります。これまでの事例で言うと、平成6年には2億円を超える賠償金の支払いが命じられたケースもあります。そうなると、とても個人の力では賠償金を支払うことはできません。
一度の事故で人生を棒にふらないためにも、対人・対物補償は必ず無制限に設定しておきましょう。
人身傷害補償は最低でも3000万円以上に設定
節約型でも、人身傷害保険には加入しておきましょう。加入するだけなら年額3000円ほどしか変わりません。
人身傷害保険とは、相手ではなく、自分や搭乗者が怪我をした場合に適用される保険です。特に機能するのは、自分の過失割合(事故責任)が大きい時です。
賠償金を支払う割合は、過失割合によって決められます。例えば「「相手:自分=70:30」だとすると、相手からもらえる賠償金は7割しかありません。残りの3割は自分でカバーする必要があります。しかし、人身傷害保険があれば、過失割合に関わらず損害を全額補償してくれますので、自分の責任である3割分も保険金でカバーすることができます。極端な話、自分が100%悪いような事故でも補償してもらえるようになっています。
さらに、相手が無保険のような場合でも賠償金を支払ってもらえます。無保険車の割合は、全国で約10%というデータも出ています(出典:損害保険料算出機構『自動車保険の概要』)。無保険車との事故に備えるためにも、人身傷害保険にはなるべく加入しておくほうが安心です。
3000万円万円で設定する根拠は、交通事故の賠償金が予想以上に高くつくことにあります。重めの怪我をおった場合、賠償金が数千万円になることも珍しくありません。重大事故や死亡事故の場合は1億円以上の賠償金が支払われることもあります。先ほども言いましたが、賠償金は何も治療費だけでなく、慰謝料、働けなかった期間の給料、さらに、もし寝たきりになった場合などは将来にわたる利益の賠償と、介護費用なども含まれます。しかし、賠償金はあくまでも過失割合の分までしか支払われません。例えば「相手:自分=7:3」で事故を起こした場合、相手からは7割の賠償金しかもらえないのです。それが3000万円かかる事故だとしたら、相手からは2100万円しかもらえず、900万円は損することになります。もっと言えば、当て逃げだったり、自分が100%悪い事故の場合は、賠償金は支払われないことになります。こうした場合を考えると、人身傷害保険は3000万〜5000万円に設定しておくほうが安心でしょう。
搭乗者傷害補償は「なし」でOK
搭乗者傷害保険も人身傷害保険と同じで、自分や搭乗者が怪我をした場合に支払われる保険です。ただ、人身傷害保険は損害の全額が補償されるのに対し、搭乗者傷害保険は一定額しか補償されません。位置づけ的には治療費の足しや見舞金的なものですので、こちらは節約型であれば外しても問題ないでしょう。
車両保険は充実プランなら一般型に設定する
車がないと仕事や生活ができない場合は車両保険はつけるようにしましょう。相手が100%悪いような事故の場合は相手に弁償させることもできますが、交通事故で相手が100%悪いなんていうケースは非常に少ないです。自分に過失がある場合でも車両保険があれば修理費が補償されます。また、18歳は運転ミスからの自損事故が非常に多いです。そうしたケースでも車両保険があれば補償が受けられるため安心です。
特に新車の場合は修理費が高くなります。バンパー交換だけでもおよそ10万円以上はかかりますし、自走できないほどの損害がでた場合は100万円ほどの修理費がかかる可能性は高いです。
ただ、中古車などの安い車の場合は車両保険をつけるメリットはほとんどありません。時価50万円を切るようなら外す選択肢もありです。
車両保険をつけたいなら「ダイレクト系」の自動車保険を選ぼう
ダイレクト系は保険料が安い分サービスが悪いんじゃないかと勘違いしている方が多いですが、そんなことは一切ありません。ダイレクト系も代理店型も受けられる補償、事故対応は一緒です。
ただ、補償プランを自分で組まないといけないため、ある程度の知識が必要となるのがデメリットです。そう考えると初心者には少し難しい面もあります。
しかし、裏を返せば補償内容を自分の好きなように組めるということ。代理店型の場合、担当者によっては少し手厚めの補償内容をおすすめされることもありますが、実際はそこまで充実させなくてもいいケースもあります。どのような補償がいいかは一人一人考え方があるので、自分の好きなように補償プランを組むのが一番です。自分で補償プランを考えられるようであれば、ダイレクト系も選択肢に入れておきましょう。
保険料の比較は「一括見積もり」を利用する
ダイレクト系と代理店型でどれだけ保険料が違うかは、「一括見積もり」を使えばすぐにわかります。おそらく多くのケースで10万円以上は保険料が違ってくるはずです。
また、一括見積もりは今使っている保険が高いかどうか確認するのにも非常に役立つツールです。見積もりをとったからといって必ず乗り換えなければならない訳ではありません。今の保険が安いとわかればそのまま継続すればいいだけです。自分の保険料を調べるという意味でも、ぜひ利用してみてください。
18歳は自動車保険の契約者にはなれない?
未成年者の場合、自動車保険の契約者になれないことがあり、もしできたとしても契約には親権者の同意が必要になります。
たとえば、ダイレクト系の自動車保険でいうと以下のような決まりになっています。
ソニー損保 | 契約不可 |
---|---|
SBI損保 | 契約不可 |
セゾン自動車火災 | 契約不可 |
チューリッヒ | 契約不可 |
アクサダイレクト | 親権者の同意が必要 |
イーデザイン損保 | 親権者の同意が必要 |
三井ダイレクト | 親権者の同意が必要 |
契約者になれなくても記名被保険者として登録すればOK
もし未成年で自動車保険の契約者になれなくても、親が契約者になって子供は「記名被保険者」として設定すればOKです。
自動車保険では、契約者はお金を支払う人、記名被保険者は主に運転する人(=保険が適用される人)という使い分けがされています。未成年者でたとえ契約者になれなくても、記名被保険者になれば保険は適用されるので安心してください。
まとめ
- 18歳の保険料の平均は30万円〜40万円
- 補償内容は対人・対物補償は無制限、人身傷害は3000万円〜5000万円でつける。搭乗者傷害はなしでOK
- 車両保険は保険料が高くなるが、18歳の事故率と事故内容を考えると「一般型」がオススメ
- 保険料を安くするには、親と等級を入れ替える方法がある。または車両保険の免責金額を設定したり、ダイレクト自動車保険を使ったりすることも有効
- 18歳の保険料が高いのは事故率の高さが原因。ただ、保険料が高いからといって任意保険なしで運転するのは危険なので、必ず保険には加入しておく
以上、18歳の自動車保険の徹底分析でした。
なんども言いますが、18歳の保険料が高いからといって、任意保険なしで運転するのは、かなり危険な行為です。もし重大な事故を起こし、数千万〜数億円の賠償金を請求されたら、本当に人生が終わってしまいます。ですから、保険料が高くても必ず自動車保険には加入して運転するようにしましょう。
今はダイレクト自動車保険など、従来の保険よりもずっと安い保険も出てきています。ネットの発達した現代だからこそできた保険の仕組み。使わない手はないですよね。多くの保険会社は、見積もりは無料でやっているので、一度比較してみることが大切です。一括見積もりサービスなどを使えば、複数社の見積もりを一気にとれるので手間もかかりません。年間10万円もの違いがある場合もありますので、一度見積もりサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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私は「一括見積もり」で保険料が38,700円安くなりました!
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