自動車保険

自動車保険の選び方をわかりやすく解説【失敗しないためのポイントまとめ】

みなさんは「自動車保険選び」に迷ったことはありませんか?多くの方はディーラーや代理店のアドバイス通りに自動車保険に加入していると思いますが、自分でプランを組めるようになると、ムダが省け今よりも数万円保険料を節約できるかもしれません。これから自動車保険に新規加入する人も同じで、余分な補償や特約をつけずにすむようになります。

選び方のポイントはたった2つ。「保険会社選び」と「補償プラン選び」、このコツさえ掴んでしまえば選び方の9割はマスターしたようなもの。ここでは初心者の方にもわかりやすい形で自動車保険選びのポイントをお伝えします。

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自動車保険選びのポイントは「価格重視」か「サービス重視」か

自動車保険は大きく2種類あり、割安な保険料の「ネット通販型」と、手厚いサービスに強みをもつ「代理店型」に分けられます。このどちらを選ぶかが最初の分岐点です。価格重視の方はネット通販型をおすすめしますし、初心者やサービス重視の方は代理店型のほうが合っているかもしれません。

ちなみにネット通販型は1997年に日本に登場し(アメリカンホームが初)、最近ではCMでもよく聞くようになりました。ただ、国内シェアは1割とまだまだ発展途中です。大手損保(=代理店型)のほうが今も根強い人気を誇っています。

安保険太
安保険太
価格をとるのかサービスをとるのか、最初に大きく方針を決めることが大事だよ!

価格重視なら「ネット通販型自動車保険」がオススメ

「とにかく価格で選びたい」という方におすすめするのは「ネット通販型自動車保険」です。ソニー損保・アクサダイレクト・イーデザイン損保などCMで同じみの保険がこれにあたります。

大手損保の保険を使っている方は、ネット通販型に乗り換えることで保険料はほぼ確実に今よりも安くなります(20等級で頭打ちになっている人も含まれます)。いったいどれだけ安くなるのか、もちろん車種や補償プランにもよりますが、以下は見積もりの一例です。

条件

車両情報:15等級 / 通勤・通学使用 / 年間走行距離:10,000㎞以下
運転者情報:30歳 / 東京都 / ブルー免許
補償内容:対人:無制限 / 対物:無制限 / 人身傷害補償:3,000万円 / 搭乗者傷害:なし /特約:なし

代理店型:東京海上日動・損保ジャパン・三井住友海上・あいおいニッセイ同和
ネット通販型:ソニー損保・SBI損保・アクサダイレクト・イーデザイン損保・チューリッヒ・セゾン自動車火災・三井ダイレクト

プリウス(トヨタ)の場合
保険会社 20歳以下・6等級 25歳以下・10等級 34歳以下・15等級 35歳以上・20等級
東京海上日動 372,720円 123,720円 84,730円 57,520円
損保ジャパン 275,190円 132,940円 84,390円 59,300円
あいおいニッセイ同和 368,340円 126,410円 79,020円 57,760円
SBI損保 276,190円 86,010円 51,570円 38,230円
アクサダイレクト 500,010円 97,270円 51,130円 39,510円
イーデザイン損保 477,520円 125,310円 69,550円 47,090円
チューリッヒ 627,070円 93,210円 62,840円 42,680円
三井ダイレクト 344,660円 100,930円 59,510円 44,570円
三井住友 127,970円 79,870円 57,560円
ソニー損保 115,110円 75,660円 48,810円
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) 92,120円 51,430円 34,690円
アクア(トヨタ)の場合
保険会社 20歳以下・6等級 25歳以下・10等級 34歳以下・15等級 35歳以上・20等級
東京海上日動 450,490円 153,740円 106,440円 73,550円
損保ジャパン 332,550円 160,430円 101,510円 71,160円
あいおいニッセイ同和 454,190円 157,170円 93,690円 71,270円
SBI損保 347,870円 108,010円 64,440円 47,750円
アクサダイレクト 604,050円 116,720円 65,220円 45,550円
イーデザイン損保 577,560円 101,730円 71,520円 48,220円
チューリッヒ 750,830円 127,190円 86,280円 59,070円
三井ダイレクト 416,630円 122,690円 70,340円 53,940円
三井住友 154,190円 95,680円 68,570円
ソニー損保 138,380円 80,900円 58,620円
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) 109,620円 60,380円 41,290円
ヴォクシー(トヨタ)の場合
保険会社 20歳以下・6等級 25歳以下・10等級 34歳以下・15等級 35歳以上・20等級
東京海上日動 450,490円 153,740円 106,440円 73,550円
損保ジャパン 332,550円 160,430円 101,510円 71,160円
あいおいニッセイ同和 454,190円 157,170円 93,690円 71,270円
SBI損保 347,870円 108,010円 64,440円 47,750円
アクサダイレクト 604,050円 116,720円 65,220円 45,550円
イーデザイン損保 577,560円 101,730円 71,520円 48,220円
チューリッヒ 750,830円 127,190円 86,280円 59,070円
三井ダイレクト 416,630円 122,690円 70,340円 53,940円
三井住友 154,190円 95,680円 68,570円
ソニー損保 138,380円 80,900円 58,620円
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) 109,620円 60,380円 41,290円
ベンツCクラスの場合
保険会社 20歳以下・6等級 25歳以下・10等級 34歳以下・15等級 35歳以上・20等級
東京海上日動 598,600円 196,760円 133,640円 90,190円
損保ジャパン 454,030円 218,850円 136,650円 95,560円
あいおいニッセイ同和 595,780円 204,080円 124,940円 88,930円
SBI損保 470,160円 138,230円 81,040円 59,900円
アクサダイレクト 711,310 円 144,370 円 67,660 円 50,340 円
イーデザイン損保 763,810円 166,450円 79,290円 61,350円
チューリッヒ 177,610円 103,040円 83,960円
三井ダイレクト 504,520円 167,180円 95,130円 68,760円
三井住友 206,850円 127,000円 89,480円
ソニー損保 170,920円 95,630円 71,960円
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) 259,440円 86,860円 57,850円
N-BOX(ホンダ)の場合
保険会社 20歳以下・6等級 25歳以下・10等級 34歳以下・15等級 35歳以上・20等級
東京海上日動 301,360円 107,590円 72,650円 49,610円
損保ジャパン 239,180円 110,710円 71,880円 51,820円
あいおいニッセイ同和 320,940円 108,190円 69,470円 51,060円
SBI損保 243,910円 76,060円 45,950円 32,680円
アクサダイレクト 377,970円 79,120 円 40,370 円 31,940 円
イーデザイン損保 470,160円 105,500円 52,270円 40,930円
チューリッヒ 482,920円 130,070円 65,380円 47,610円
三井ダイレクト 274,100円 78,260円 48,800円 35,220円
三井住友 108,190円 66,940円 48,020円
ソニー損保 92,380 円 52,460 円 39,350 円
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) 91,260円 54,610円 35,850円

こう見ると断然ネット型のほうが安いのがお分かりいただけるはずです。

緊急時サポ子
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ちなみにネット通販型は「ダイレクト型」とも呼ばれますよ。

ネット通販型の安さの理由は徹底したコストカット戦略


ネット通販型が安いのは、徹底した「コストカット戦略」に理由があります。

大きくは2点。

  • ①代理店にかかる「手数料」をカット
  • ②外注化をうまく進め人件費・社内コストをカット

①代理店にかかる「手数料」をカット

自動車保険は、基本的に保険会社が直接顧客に売ることはなく、必ず「代理店」を通して販売されます。家電もメーカーではなく、必ず量販店を通して私たちのもとに届きますが、これと一緒です。

そして代理店が保険を販売するごとに保険会社は「手数料」を支払っています。簡単に言えば保険を売ってくれたお礼のようなもの。この手数料がある分、代理店を通した保険商品は保険料もどうしても高くなります。

これが今までの自動車保険の仕組みでした。しかし今は違います。この手数料カットを実現したのが「ネット通販型」の自動車保険です。

ネット通販型はインターネットを活用し、ネット申し込みで顧客を獲得する仕組みを確立したため、代理店に手数料を支払う必要がなくなりました。それにより安い保険料で保険商品を提供できるようになったというわけです。

②外注化をうまく進め人件費・社内コストをカット

また、ネット通販型は外注化をうまく進め、人件費や社内コストを徹底的にカットしています。

例えば、顧客から事故受付をすると調査員を派遣することになるのですが、多くのダイレクト型はここを外注化しています。また事故対応拠点を全国の都市部に集約させることで、社員数もカットしています。こうした努力が保険料の低価格化を実現しているというわけです。

【格安の自動車保険】保険料が割安のネット通販型自動車保険とは?保険料が割安のネット通販型自動車保険の安さの理由、保険料の相場、事故対応についてご紹介します。年齢、等級別の保険料の目安や、ネット通販型は事故対応が悪いという誤解、事故対応満足度が高い保険会社、選ぶ前のポイントがわかります。...

ネット通販型でもきちんとしたサービスが受けられるのか?

ネット通販型はその安さゆえ「きちんと補償は受けられるのか」「事故対応はしっかりしているのか」という声もよく聞きます。これについては以下の点を十分理解した上で加入することをお勧めします。

  • 補償プラン組み・事故発生時の保険会社とのやりとりは全て自分主導
  • 地方だと事故対応拠点がない可能性もある
  • 深夜・早朝の事故対応がすぐにできない場合もある

補償プラン組み・事故発生時の保険会社とのやりとりは全て自分主導

ネット通販型には代理店にみられるような担当者がつきません。そのため、補償プラン組みや事故発生時の保険会社への連絡はすべて自分で行うことになります。特に補償プラン組みは間違えると補償が受けられなくなることにも繋がるため、ある程度の知識が必要になることも事実です。そういう意味では、初心者の方、また知識が乏しい方に関しては代理店で保険に加入したほうが無難かもしれません。

ただ、代理店は自社の儲けのために様々な特約などを勧めてくるケースもあります。そう考えると、自分で好きなようにプランを選べるネット通販型は本当の意味で無駄がない保険を選べるというメリットもあります。短所は長所とも言いますが、ネット通販型もそういったところは両面の性質を持っていると言えるでしょう。

地方だと事故対応拠点がない可能性も

ネット型はコストカットのため、事故対応拠点を都市部に集約させています。そのため、事故対応時のやりとりは電話連絡になることがほとんどです。代理店型(=大手損保)の場合は、地方でも事故対応拠点を持っています(多いところだと全国300弱の拠点を持つところも)。そのため、地方の方でも保険会社の担当者と面談できることが多いです。そういった面でも代理店型は安心感があると言えます。

深夜・早朝のの事故対応がすぐにできない場合もある

代理店型の場合、事故対応は24時間対応のところもありますが、ネット通販型の場合はおおよそ9:00〜20:00までというところが多いです。相手がいる事故だとその場でスタッフに電話を取り次いでもらったほうがのちのトラブルに発展するリスクも予防できますが、深夜や早朝の事故だとそのようなサポートが受けられません。

安保険太
安保険太
ネット通販型にもデメリットはあるから、きちんと理解しておくことが重要だよ
【格安自動車保険のデメリットまとめ】通販型を選ぶ前に理解しておくべきことって?通販型を選ぶ前に理解しておくべきこと、デメリットをまとめてご紹介します。事故対応が電話対応がメインとなること、状況によって初期対応がおくれ、マンパワー不足もありえます。ロードサービスが十分なこと、なぜ安いのかなどもわかります。...

プロの手厚いサービスを期待するなら「代理店型自動車保険」がオススメ


もし「補償プランを自分で選べるか心配…」「事故発生時の保険会社への連絡も任せたい」と感じているなら代理店型の方がオススメです。代理店型の自動車保険とは、保険代理店を通じて販売される自動車保険のことです。ほぼ「大手損保の保険」と言って間違いありません。日本の9割の自動車保険はこの代理店型の自動車保険です。保険代理店・ディーラー・整備工場など、様々なところが代理店になって保険商品を販売しています。ネット通販型と違い、担当者との対面サービスが受けられることが何よりの特徴です。大手損保だけに会社の力も強く、全国各地に事故対応拠点数があるなど手厚いサポート体制も魅力です。

【代理店型自動車保険に加入するメリット】プロが教える本当の強みと必要性代理店型自動車保険に加入するメリットについてプロが教える本当の強みと必要性をお伝えします。保険料は高いですが手厚い事故対応と顧客対応が強みです。代理店にも種類があり専門性がちがいます。代理店型がオススメな人、使っている人の口コミをご紹介します。...

代理店型を選ぶメリットは手厚いサービスが受けられること

代理店型を選ぶメリットは手厚いサービスを受けられることです。

担当者にオススメの補償プランを任せられる

代理店型の良いところはプロの担当者と対面してサービスが受けられる点です。わからないことがあればガンガン質問できますし、プロの視点で的確なアドバイスをしてくれます。特に初心者にありがちな「どのような補償プランにすればいいか」「特約の種類が多すぎてわからない」などの悩みも代理店型なら解消できるはずです。

緊急時サポ子
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車屋やディーラーがそのまま担当者となってくれることも多いです。車を買うまでコミュニケーションをとっているはずですから、スムーズに保険選びもできますね。

年齢を重ねるほどネット型との価格差は小さくなる

代理店型は価格がネックと言われがちですが、実は年齢を重ねるほどネット型との価格差はそれほど気になりません。

例えば上の表で35歳以上の保険料を比較してみると、通販社との価格差も小さいことがわかります。自動車保険は年齢が上がるほど安くなるため、代理店型でもプランによっては年間5万円以下に抑えることも可能です。

緊急時サポ子
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保険料格差が小さければ価格よりも手厚いサポートが安心の代理店型を選ぶという選択肢もアリですね。

近場の事故であれば駆けつけてくれることも

また、代理店はアフターサービスが手厚いという特徴もあります。

例えば近場での事故であれば現場に駆けつけてくれたり、簡単な路上トラブル(バッテリー上がりなど)にも対応してくれたりと、車全般に関してお世話になれるのも魅力です。ただし、どこまでサービスしてくれるかは店舗ごとの温度感によりますので、その点は留意しておきましょう。

スタッフの専門性のバラツキと割高な保険料がネック

もちろん代理店型にもデメリットはあります。大きく2点。

  • 担当者の専門性には「バラつき」がある
  • とにかく保険料が高い

担当者の「専門性」にバラつきがあることに注意

代理店型自動車保険にもデメリットはあります。それは、担当者の専門性は決して均一ではないということ。

保険代理店にも様々な種類があります。保険販売を専門とするところ、整備工場の片手間で保険を売っているところなど、本当に様々です。当然ですが、専門の保険代理店であれば保険知識にも深みがありますが、整備工場など片手間でやっているところは必ずしも保険に精通しているとは限りません。しかも担当者レベルで違うので、代理店型を選んだのに期待しているサービスが受けられなかったということも実際にあります。

とにかく保険料が高い

やはり保険料の高さもネックです。

実際に見積もりを取ってみるとわかりますが、同じ補償内容でもネット通販型より代理店型のほうが圧倒的に高いです。特に年齢が若いほどその傾向は顕著です。

サポートの手厚さに違いはあれど、同じ補償が受けられるのに高い保険料を払うのは損と考える人もいるでしょう。特に自動車保険は掛け捨てなので、事故を起こさなければ使う機会もありません。そう考えると、価格重視で保険を選びたいという方はネット通販型を選ぶのがいいかもしれません。

補償プランを選ぶ時のポイントは?

補償プランの選び方については、自動車保険に関する知識が求められますが、ポイントさえ押さえれば必要最低限かつしっかりしたプランを選べるようになります。そのコツは以下の通りです。

  • 「価格」と「安心」のどちらをとるのか
  • ライフスタイルに合わせた特約選び

価格をとるのか安心をとるのかで選び方は変わる

補償プランを充実させれば安心はできますが、当然保険料は上がっていきます。価格をとるのか安心をとるのか、まずは方針を立てることが重要です。

価格重視型のおすすめプラン例

価格をとるといっても、自動車保険として機能しないような付け方では意味がありません。最低限の安心をかねそろえたオススメの補償プランは以下の通りです。

  • 対人・対物:無制限
  • 人身障害:〜3000万円
  • 搭乗者障害:なし
  • 車両保険:なし or エコノミー型(免責あり)
価格重視でも対人・対物は無制限

価格重視でも対人・対物は必ず無制限にしましょう。

対人・対物補償も補償金額を設定できますが、せいぜい数千円しか変わらないため無制限にしたほうがお得です。

また、事故で最も怖いのは賠償金の支払いです。たとえば人を轢いて後遺症を残してしまったり死亡させてしまった場合、また高額なモノを壊してしまった場合(店舗に突っ込むなど)は多額の賠償金を請求されるケースがあります。

人身事故の場合は数千万円の賠償金が請求されることは全く珍しくありません。相手に後遺障害が残ってしまうと慰謝料が跳ね上がる上、怪我をしなければ将来得られた収入(逸失利益)を請求されてしまうからです。いざ事故を起こして「多額の賠償金のせいで人生が狂いました」というわけにはいきません。

例えば以下は過去の請求事例です。

    【対人】

  • 5億843万円(死亡事故 / 平成23年11月1日 / 横浜地裁判決)
  • 3億7,829万円(後遺障害1級:遷延性意識障害 / 平成23年2月18日 / 名古屋地裁判決)
  • 3億6,756万円(後遺障害1級:四肢完全麻痺・呼吸器障害 / 平成17年5月17日 / 名古屋地裁判決)

【対物】

  • 2億6,135万円(呉服・洋服などの焼失 / 平成6年7月19日 / 神戸地裁判決)
  • 1億3,450万円(パチンコ店への飛び込み / 平成8年7月17日 / 東京地裁判決)
  • 1億2,036万円(線路内でのトラブル / 昭和55年7月18日 / 福岡地裁判決)

このように数億円単位の賠償金が請求されることもあります。自分だけでなく相手の人生をも壊しかねないので、対人・対物に関しては必ず無制限にしていきましょう。

緊急時サポ子
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全体の9割以上の方は対人・対物は無制限に設定しています。
人身傷害は3000万円〜5000万円

人身傷害保険は記名被保険者とその家族が自動車事故で死傷した場合に保険金を支払ってもらえる項目です。また家族でなくとも契約の車に搭乗中に事故で死傷した場合には保険金を支払ってもらえます。

先ほどの対人・対物のように高額請求のリスクから身を守ることも重要ですが、同じぐらい「自分がケガをした時の補償」も重要です。人身傷害をつけていれば、こちらの過失割合が高い事故や、無保険車との事故、また当て逃げからも身を守ることができます。価格重視なら高額設定する必要はありませんが、せめて3,000万円程度は設定にしておきましょう。

搭乗者傷害はなしでもOK

搭乗者傷害も自分の身を守る補償ですが、人身傷害とかなり重複する部分があります。というより、人身傷害保険があれば最終的には損害の全額が補償(設定金額まで)されるので、価格重視なら搭乗者傷害保険はいりません。最低限人身傷害保険に加入していればOKです。

車両保険はつけない or エコノミー型に免責を設定する

車両保険は自損事故や、過失割合のある事故を起こした場合に自分の車の修理費を補償してくれる保険になりますが、この車両保険を付けると保険料はかなり高くなります。

そのため、価格重視なら車両保険はつけないという選択肢も考えられます。またはフルカバーはされないものの、盗難やいたずら、また過失割合のある事故に対応してくれる「エコノミー型」に加入するかです。

緊急時サポ子
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エコノミー型車両保険にすればフルカバータイプよりも保険料は安く抑えられます。さらに免責金額(事故時の自己負担金)を設定すればもっと保険料は抑えられますよ。

補償内容重視型のおすすめのプラン例

次は充実補償で安心を手に入れたい人向けのプランです。

  • 対人・対物:無制限
  • 人身障害:5000万円〜無制限
  • 搭乗者障害:1000万円
  • 車両保険:一般型
対人・対物は無制限

当然ですが、対人・対物は無制限です。これは価格重視の人と変わりません。

人身傷害は5000万円〜無制限

充実プランを組むなら、人身傷害保険は手厚い設定にするのがオススメです。

というのも、もし相手から起こされた事故でも、自分に過失割合があるような場合は損害のすべてを相手に賠償してもらうことはできません。仮に過失割合が5:5だとすると、半分は自己負担になります。もしそれが後遺障害のつくような事故、もしくは死亡事故だったとしたら、適正な賠償金が受けとれず大変なことになってしまいます。相手が無保険の場合や、当て逃げ事故にあった時も人身傷害保険があれば安心です。

さらに記名被保険者とその家族であれば、契約の車に搭乗していない時に自動車事故や自転車事故でも補償を受けることができますので、手厚い補償を受けられるプランにしておいて損はないでしょう。

ちなみに、人身傷害保険を3000万円→5000万円まであげた場合は年間1000円アップ、1億の場合は2000円アップ、2億の場合は3000円アップとなるのが一般的な傾向です。

緊急時サポ子
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人身傷害については「数千円のアップで済むだったら手厚い補償のほうが安心」という方も多いですよ。
搭乗者傷害は1000万円から

充実プランであれば搭乗者傷害保険に加入するのもアリです。

人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いは、保険金が支払われるタイミングです。人身障害保険は損害の全額が支払われるというメリットがある反面、損害額が確定しないと保険金は支払われないデメリットがあります。つまり、治療費などは自己負担になる可能性があるということ。しかし搭乗者障害保険は治療のタイミングで保険金が支払われることもあり、治療費の足しにできるというメリットがあります。額は少ないですが、一時金としての役目は十分に果たしてくれるので、治療中は大変心強い保険となるでしょう。

車両保険は一般型で加入すると安心

予算に余裕があるなら車両保険は加入したいところです。また自損事故にも対応してくれるフルカバータイプ(一般型)であればなお安心です。特に新車や高級車のオーナーは加入しておきたい保険でしょう。万が一破損や傷がついたとしても保険で修理できるので安心です。

緊急時サポ子
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搭乗者傷害なし→1000万円に設定すると年間2000円アップ、2000万円にすると2500円アップとなるのが一般的な相場です。
免責を設定してもOK

充実プランといっても、保険料が安くなるにはこしたことがありません。その場合は免責を設定するのがオススメです。免責を設定しておけば自己負担金が発生しますが、補償内容自体が変わるわけではありません。もし保険を使う際には修理代がきちんと支払われます。価格と補償充実のバランスを考える方なんかは免責を設定する選択肢はアリですね。

ライフスタイルに合わせた特約選びが重要

基本補償以外にも特約をつけることでより手厚い補償を受けられるようになりますが、それぞれのライフスタイルに合わせてつけることが重要です。

例えばどうしても車を手放せない状況にあるなら「代車特約」などは選択肢に入れるべき、といった具合です。

最低限チェックしておくべきオススメの特約は?


といっても、ほぼ全ての人に共通でチェックしてほしい特約があるのも事実です。それが以下の通りです。

  • 弁護士費用特約
  • 対物超過修理費用特約
  • レンタカー費用特約
  • 車両全損時諸費用特約
  • 個人賠償責任特約

弁護士費用特約

この特約を付けておけば事故の被害にあった時に、もろもろの弁護士費用をすべて保険会社が負担(上限300万円まで)してくれます。

実は、交通事故は弁護士が入ることで賠償金は大きく増額します。「交通事故にあったら弁護士に頼まないと損」というぐらい増額しますので、被害にあったら絶対に弁護士を利用したいところ。その費用を全額補償してくれるわけですから、とても心強い特約です。

また、自分の過失がゼロの事故だと自分の自動車保険は使えないので、交渉は全て自分でしないといけなくなります。そうした場合にこの特約があると弁護士が代わりに交渉してくれるので安心です(生半可な知識では保険会社との交渉はできないと考えてもらってOKです)。

自分だけでなく家族にも、そして自転車や歩行中などの事故でも使えますので絶対に抑えておきたい特約です。

対物超過修理費用特約

事故の時、相手の車に対して支払われる修理費は、その車の「時価額」が上限になります。年式が古い車や過走行の車などを修理する場合、修理費がその車の時価額を上回ることがあり、万が一自分の過失が多い、もしくは100%の事故の場合、修理費と相手の車の時価額の差額分を請求されることもあります。

そんな時にこの対物超過修理費用特約を付けていればその差額分も自身の保険会社が補償をしてくれるようになります。交渉をスムーズにするためにも付けておいた方が良い特約です。

レンタカー費用特約

事故で車を修理に出す期間のレンタカー代を補償してくれる特約です。

修理工場が無料代車を持っていればいいですが、中々都合よくはいきません。修理の間車がないと困るという方はぜひ加入しておきたい特約です。

車両全損時諸費用特約

車両全損時諸費用特約は車両保険を付けている場合に加入することはできる特約です。

事故を起こして、万が一自分の車が全損となり廃車を余儀なくされた場合、どうしても車の買い替えをしないといけません。しかし車両保険でカバーされるのはあくまでも自分の車両の時価額まで。つまり同程度の車に買い替えるとしても車両本体価格分しかカバーされません。車を買う時には車両本体価格+諸費用が必要になりますが、諸費用分は自分で手出しをしなければいけなくなります。

そんな時、この車両全損時諸費用特約に加入していれば、車両保険の保険金額の10%に相当する額を支払ってもらえますので、これを買い替え時の諸費用に充てることができるようになります。

個人賠償責任特約

個人賠償責任特約は、自動車の事故ではない日常生活中の事故で記名被保険者とその家族が他人を死傷させてしまったり物損事故を起こしてしまった場合などに補償を受けられる特約です。

例えば自転車で相手を死傷させてしまった場合などはもちろん、買い物中に商品にぶつかって壊してしまった、飼っているペットが他人に噛みついて怪我をさせてしまったなどあらゆる場合に補償を受けられるようになりますので、付けておけばより安心して生活ができるようになる特約です。

範囲が重複する特約はつけない

特約の中には、ひとつの特約で家族全体をカバーできるものがあります。

  • 人身傷害特約
  • 弁護士費用特約
  • ファミリーバイク特約
  • 個人賠償責任危険補償特約

これらの保険を家族で複数つけることは保険料の無駄になります。家族の加入状況も確認しながら重複が生まれないようにつけることが重要です。

ユーザーの評価や口コミを確認する時のコツ

保険会社を決めるにあたり、口コミを参考にする方もいると思いますが、ネットにある口コミはあくまでも参考程度にするのがベターです。

人気が高く利用者の多い保険会社ほど、クレームや悪評の数も多くなってきます。そうしたところも理解した上でランキングを見ることが重要です。

ただ、ある程度の市場の傾向はつかめると思うので、一度目を通しておくことをお勧めします。

複数の評価を見て検討する

1つの評価だけで保険会社の良し悪しを判断するのは危険です。プロの目から見ると、悪いレビューや口コミの大半はカスタマーの契約内容確認不足であったりします。

どれだけ良い保険会社であっても一定数の悪いレビューや悪評が出ていたりするものです。逆に最近では良いレビューもお金を払えば買える時代です。良いレビューが複数出ていたとしてもみんな同じようなことを言っていたり、それと同数の悪いレビューが出ているようなら注意が必要です。

良い保険会社であれば自ずと各所から良いレビューが集まるようになっています。そういった複数の評価を見ながら検討するようにしましょう。

自動車保険を選ぶ時は保険料の比較を必ずしておく


最後、みなさまに守っていただきたいのは、自動車保険を選ぶ時は保険料の比較を必ずしておくということです。

同じ補償プランでも、保険会社が違えば保険料はガラッと変わります。一番安い会社も決まっているわけでなく、ひとりひとりの条件によって変わります。我々のようなプロはどの会社が安いかだいたいの傾向は掴んでいますが、それでも必ず見積もりをとって保険料を比較しています。それだけ自動車保険は比べてみないとわからない分野なのです。

保険料の比較は一括見積もりが便利です。希望する条件を入力すれば、その場ですぐに複数社の見積もりを比較できます。電話営業などが心配になる方もいるかもしれませんが、業界のルールで一括見積もりからの電話営業は禁止されているため電話がかかってくる心配はいりません。基本的にはパソコンやスマホの画面で比較できますのでご安心ください。

とにかく自動車保険は比較が大事です。あとで失敗したとならないよう、事前に必ず見積もりをとっておきましょう。

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まとめ

まとめ
  • 価格重視ならネット型、対面重視なら代理店型を選ぶ
  • ネット型は安いからといってサービスが悪いわけではない
  • 補償プランは予算や目的に合わせて柔軟に変えていく
  • 口コミは参考程度に確認する

自動車保険はいざという時のためにつけるものです。保険料を安くするということも大事ですが、補償内容も一定レベルを保つことが大切です。できれば予算を決め、その中で一番補償内容が充実できるところを選ぶのがいいでしょう。

どこの保険が安いかはプロなら検討はつきますが、それでも補償プランによって最安がどこになるかは見積もりをとってみないとわかりません。自動車保険のプロでも比較には一括見積もりを利用しているので、一般の方はなおさら比較検討することが重要です。

今はネットで保険料の一括見積もりができる時代です。自動車保険の一括見積もりは電話営業などは禁止されているため、利用したからといってうるさい電話営業がくることもありません。気軽に使えるという点ではかなり便利だと思います。見積もりは最短で5分程度。スマホやパソコンですぐに比較できます。自分に一番ぴったりな保険を選ぶためにも、ぜひ一括見積もりを利用し、今回お伝えしたことを早速実践してみてください。

ABOUT ME
天王寺トモ
天王寺トモ
現在中古車販売店の営業として勤務する傍らでフリーライターとしても3年間活動しています。損害保険募集人の資格も持ち、自動車保険の販売も並行して行っています。中古車を販売しながら、それに付随した自動車保険の提案を行っておりますので、より現場に近い立場から自動車保険のことについて解説ができます。またフリーライターとしての経験を活かし文章で皆様にわかりやすく自動車保険のことについてお伝えしていきたいと思っております。

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